「わたしの幸せな結婚」1・2巻感想~アニメ化決定の朗報!

ガンガン

こんにちわ、歴史と漫画好きないのまんです。

今回は、なろう系小説からコミカライズされた「わたしの幸せな結婚」の感想を書いていきます!

1巻が出た時点でも話題になっていて、気になってはいたんですがやっと読むことができました。

一言でいうと「エモい」!

感情揺さぶられました。高坂先生の作画も綺麗で話とマッチしているのがまたいいですね。

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「わたしの幸せな結婚」~作品詳細

作者:原作・顎木あくみ
   作画・高坂りと

出版社:KADOKAWA

ジャンル:恋愛・ファンタジー

発行巻数:既刊2巻(2020年12月現在)

あらすじ

斎森家、久堂家、辰石家そして薄刃家が

名家に生まれた斎森美世の実母は早くに亡くなり、継母と義母妹に虐げられて使用人のような扱いを受けながら育ちます。

親にも愛されず、誰にも必要とされない彼女。
冷酷無慈悲と噂される、同じ異能を持つ家系で相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、久堂家に嫁ぐことに。

久堂家の当主である清霞は、数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。

初めはで辛く当たられた美世だが、実家に帰ることもできず家の家事をしていくうちに、贅沢からは程遠い名家の令嬢らしからぬ美世の様子に、当主の久堂清霞は興味を惹かれ少しずつ美世と心を通わせていく。

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「わたしの幸せな結婚」~感想

美世を幸せにして!

物語冒頭で、母はなくなり継母と義母妹に虐げられている美代。

食事は一緒に取らせてもらえず、お茶の味が茶碗のお茶をかけられて、使用人よりも粗末な服に、色つやの失われた髪。
唯一自分に優しくしてくれた幼馴染の男の子は、意地悪な義母妹と政略結婚をすることに。

本当に無慈悲な世の中です!

さらに実の父親からは厄介払いとして、悪名高い久堂家に嫁げと宣告されます。

本来、政略結婚で嫁がせるなら家(斎森家)の利益となるような嫁ぎ先を選んで嫁がせますが(義母妹ちゃんはまさにそう)、美世の場合は本気で厄介払いで嫁がされます。

美世には帰る家がありません。

本当に無慈悲な世の中!

様々な女性を3日で追い出したと有名な久堂清霞、自由奔放で身勝手な母親を見てきたことから女性に対しての印象が著しく悪いイメージを持っていました。

なので、いままで来た女性に対して冷たくあしらってきたことで悪名轟く原因となっています。
その冷徹な対応は美世にも変わりません。

美世の作った料理を「毒が入っているかもしれんから、食べん!」って。

本当に無慈悲な世の中。ホント可哀そう・・・

ただ今までの婚約者とは違う健気な美世の様子に、清霞は心動かされていきます。

そしてはじめて一緒に取った朝ごはんで清霞は、

「美味い」

と一言漏らすと美世の目には溢れんばかりの涙が・・・

いのまん、ココでグッときました!

今まで家畜のような扱いを受けて褒められることもなかった美世にとって、自分が作ったご飯を「美味い」と言ってくれたことがどれだけの心の救いになったのか計り知れません!

美世、それが普通なんだよ!って言いたくなるくらいです!
けど、一筋縄でいかないから物語になるんですよね。短編とかだったらここで終わっていいとさえ思った笑

時代背景はおそらく大正

本作品の時代背景はおそらく明治末期~大正時代をモチーフにしたものと思われます。

軍人である清霞は日本帝国陸軍少佐の身分で洋装をしていますが、女性たちは未だに和装がメインとなっていますね。
ただ、久堂家の本家は洋式で絢爛豪華な豪邸だった事からそのくらいの時期かなって感じ、”はいからさんが通る”とほぼ同時期っぽいですよね。

この時代って、まだ化学が未発達だったこともあって怪奇的な事がまだ根強く信じられていた時代だと思うんですよね。

その中で謎な事が、異能と呼ばれる能力!
普通に火を出したり、水を出したりすることができる能力っぽいですが、現状詳しい事は分からず真相がわかるのはこれからっぽいです。

ただ異能の能力の中でもさらに異能なのが、美世の母親の生家・薄刃家 。
少しわかっているのが、心を操ることができる能力だという事。

現状、美世には何も能力は無いとされていますが、今後の展開として異能の力を目覚めさせて復讐ではなく「清霞のピンチを救う!」みたいな活躍が見たいですね。

最後に

高坂先生の絵が素晴らしいですね。

清霞と美世がデートするシーンがあるんですが、清霞の家にいる使用人・ゆり江さんが美世に化粧をするんですが、もうばっちりでした!

それまでは、髪に艶も無く、唇の色素は薄く、目元も地味な感じに描いてきたところをこの回に関しては、光沢のある黒髪に薄いピンクの唇にぱっちりとした瞳。
書き分けがもう最高でした!可愛かった!

辛い場面が多い分、このシーンはぐっと来たし、清霞の不器用な誠実さにも終盤納得できました。

後は異能が絡んできた時に、どんな話になるんでしょう。
楽しみです!

したっけ、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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[原作]顎木あくみ(富士見L文庫/KADOKAWA刊) [漫画]高坂りと [キャラクター原案]月岡月穂

Renta!

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