んにちわ、歴史と漫画好きないのまんです。
今回は、ジャンプ+で連載されている「怪獣8号」1巻についての感想です。
Twitterのトレンドに上がったり、ジャンプ+史上最速で3000万閲覧を記録したりと話題沸騰中の作品ですね。
本誌の作品よりも人気ある作品が多いんじゃないかと思われる第1巻ですね。
自分のイメージとしては初代の仮面ライダーとかのイメージが強い王道作品でかなり面白かったです!
「怪獣8号」~作品詳細
作者:松本直也
出版社:集英社
ジャンル:SF・アクション
発行巻数:既刊1巻(2020年12月現在)
あらすじ
日本の怪獣発生率は世界最多となっており、地震や台風と同じように怪獣の出現は災害の一部となっている。
主人公の日比野カフカ・32歳はかつて怪獣を討伐する組織「防衛隊」の隊員を目指していた。
しかし夢を諦め、討伐された怪獣の残骸や街をきれいにする怪獣専門の清掃会社で粛々と働いていた。
ある日、会社に新たに入ってきた「防衛隊」志望の市川レノから「防衛隊」の受験条件が33歳まで引き上げられたことを知る。
ラストチャンスを掴むため、もう一度「防衛隊」を目指すが謎の生物の寄生によって怪獣化してしまう。
「怪獣8号」~感想
王道漫画としての面白さ
なりたかった防衛隊隊員になれなかったカフカが、夢を諦めて淡々と民間の清掃業者で働いています。
これって現実世界でよく聞くお話ですよね。
音楽やってたけど、音楽じゃ食べていけないから音楽に携われる仕事に就く。
スポーツ選手になりたかったけど、なれずにスポーツメーカーに就職する。
日比野カフカは、そんな思いを抱いている人たちにとってのヒーローのような主人公ですね。
カフカ本人は口では諦めたように言っていますが、内心未練たっぷりと残っている中で年齢制限引き上げがあり、最後のチャンスに掛けてみようとするチャレンジ。
この展開だけでくすぶっているおじさんには胸アツなんですよね!
しかも、若い人だって挫折や苦労を味わっている経験はあると思うので彼の不屈の精神に共感できるんじゃないでしょうか。
諦めない気持ち!ジャンプの王道です!
カフカの変身した姿がカッコいいぞ!
タイトルの怪獣8号はカフカが変身した姿なんですが、表紙にもあるようにダークヒーローっぽい出で立ちですよね。
桂正和先生のゼットマンや石ノ森章太郎先生の仮面ライダーを思い出すカッコよさです。
上記のヒーロー達もそうなんですが、見た目からは敵だと認識されてしまい孤独な闘いを強いられるが中身は正義の味方であって悲哀のヒーローとなっています。
そのため、こうゆう作品ってダークヒーロー+ダークファンタジーってなってしまうと思うんですが、この作品は安易にダークファンタジーにはもって行きませんでした。
カフカに防衛隊の年齢制限引き上げの事を教えてくれた市川レノ君が、カフカの理解者となってくれたことによってバディ物の作品となっていることで孤独なヒーローという図式にはなりません。
ダークヒーローっぽいのに王道ファンタジーに仕立て上げてきた「怪獣8号」がとてもおススメ出ます。
最後に
なんかバクマンで似たような話してましたね、邪道の王道的な笑
けど本当にそう思えるほど見事な構成と設定だと思いました。
しかも、ずっとシリアスな展開を続けるのではなくてコメディシーンも要所要所にちりばめられているからカフカの怪獣姿が映える映える。
次に来る漫画はこれなんじゃないかと思える今年最高の一作だと思います!
したっけ、最後まで読んでいただきありがとうございました。
[著者]松本直也
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