こんにちわ、歴史とミステリー好きのいのまんです!
こちらはジャンプ+で連載中の「屍人荘の殺人」を読んだ感想を書いていきます。
本作は作家・今村昌弘先生のデビュー作で2018年に国内ミステリーランキング4冠を達成したミステリー作品を原作にしている作品です。
タイトル的に、パニックホラーなのかと思って敬遠していたのですが、調べてみたらミステリーだという事で読み始めたらあっという間に時間が溶けていく面白さでした。
もし、読んでない方が当記事に来られたなら初めに「屍人荘の殺人」を読まれる事を、強くお勧めします!
「屍人荘の殺人」~作品詳細
作者:原作・今村昌弘
作画・ミヨカワ将
出版社:集英社
ジャンル:ミステリー
発行巻数:既刊3巻(2020年12月現在)
あらすじ(若干ネタバレ有)
神紅大学経済学部1年・葉村 譲は、ミステリー好きでミステリー愛好会のメンバーである。
初めは学校公認のミステリー研究会に入会しようとしたが、情熱を感じられずにいた所、自称「神紅のホームズ」を名乗る明智 恭介が発足したミステリ愛好会に助手として入会することに。
そんな二人と同じ大学に通っていて「探偵少女」と呼ばれている美少女・剣崎 比留子から映画研究会夏合宿に誘われる。
その映画研究部の合宿にて女子部員が一人行方不明になっていることを話し、部に脅迫状が送られてきていることを明かされて、3人で合宿の舞台・紫湛荘に向かうことになった。
合宿初日の夜、肝試しをしていた合宿メンバーたちの目の前に足取りのおぼつかない人が現れた。まるでゾンビのような面持ちで近づいてきたかと思うと、メンバー襲い掛かってきた。
メンバー数名が犠牲となってしまった事で、合宿先である「紫湛荘」に立てこもらざるを得ない事態になる。
しかし、翌朝に屍人に襲われたとしか思えない他殺体となって発見された。
屍人に囲まれた「紫湛荘」での殺人事件が始まった。
「屍人荘の殺人」~感想(若干ネタバレ有)
すごく面白い作品でした!
様々なミステリー大賞を獲得していますが、文句なしの納得ものです。
漫画版はまだ完結できていないのですが、内容的にコミカライズ化に適した作品だと思いますね。
新感覚ミステリーホラー作品
密室殺人が起こるミステリー部分と、ゾンビが現れることによってペンションに閉じ込められるホラー部分の2つの要素が混ざりあう事によって、動きの少ないミステリー系漫画をゾンビという要素を入れることで無理やりにでも絵を動かすことができる相性の良さがありますね!
また、このように、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品をクローズド・サークルとミステリ用語で呼ばれているそうです。
自分は初めて知った言葉ですが、該当作品だとアガサ・クリスティの
「オリエント急行殺人」
「そして誰もいなくなった」
は、高校生の時くらいに読んだ記憶があります。
当時は外国の作者の小説を読んでいたらカッコいいと思ってました、スティーブン・キングも読んでましたwww
話を戻して、つまりゾンビが外にいて出れない状況で起きる殺人事件=クローズド・サークルという事ですね。
今までゾンビ物って数多く作られてきたけど、この状況下で殺人事件を犯そうなんて考える発想は全くなかったですよね。
作者本人も、その点から着想を経たといってますね。
最後に
ただ、このような設定でもあるのでだいぶラノベっぽく感じるところもありますね。
・個性の強い3人のキャラクター
・大学生の夏合宿
・ゾンビの発生
と、設定がしっかりしているというが現実離れしてる出来事のため、意外と普段本を読まない人の方が楽しみやすいとも感じました!
最近おススメある?って聞かれたら、この作品を挙げますね!
自分は漫画が完結していないので小説版をこれから読もうと思ってます!
したっけね、ありがとうございました!
[原作]今村昌弘 [漫画]ミヨカワ将
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