こんにちわ、いのまんです!
今回は羅川真里茂先生が描く本格高校テニス漫画「しゃにむにGO」の登場人物たちのご紹介です。
必殺技が見たい方にはちょっと物足りない方かもしれませんが、トッププレイヤーの苦悩や成長する過程での葛藤を経て成長していく姿を見たい方には是非とも応援したくなるプレイヤーたちばかり!
あなたは延久派?留宇衣派?
ちなみに僕はどっちも好き派です!
「しゃにむにGO」~作品詳細
作者:羅川真理茂
出版社:白泉社
ジャンル:青春・スポーツ
巻数:全32巻
あらすじ
この物語は二人の少年を主人公にした高校青春テニス漫画です。
伊出延久は中学時代は陸上部で短距離・中距離・長距離となんでも担当してオリンピックを狙える有望選手だった、しかしヒロインの尚田ひなこのテニス姿に一目ぼれして彼女の高校に進学してテニスを始めてしまうちょっと単純(アホ)の子である。
滝田留宇衣(ルーイ)は幼少の頃からテニスをやっており小学校までは何度も優勝してきた才能あふれるプレイヤーであるが、中学を境にあるプレイヤーにかてなくなってしまった。技術的に負けているわけではなくルーイの欠点は集中力の欠如である。ルーイは中学を機にジュニアでの活動を父親に辞めさせられてしまうが高校の部活動で再起を目指す。
二人が入学する幕ノ鎌高校は部活強豪校とは言えない弱小校。
この二人が最高のパートナーでライバルになった時に、黄金期を迎えて全国制覇を目指していく熱血高校テニス漫画!
輝く二人の才能の才能!
伊出延久~楽しんで成長する屈強なファイター!
中学時代は短距離も長距離も得意な運動神経抜群な選手だがちょっとおバカな単細胞。
中学の大会の帰り道に、テニスの練習をしていた尚田ひなこに一目惚れしてテニスをすることに。
テニスに関しても持ち前の脚力を活かしてメキメキと上達していき、無尽蔵の体力と驚異的な脚力はテニスにも活かされていて延久最大の武器!
けど初心者ゆえに技術不足は否めない、長所を生かして弱点を補っていくよく負けてよく学びよく吸収することが実は延久の最大の長所です。
持ち前の明るさを活かして成長していく、ポジティブプレイヤー!
滝田留宇衣~苦しんで成長するクールなテクニシャン!
留宇衣はポテンシャル的には全国トップクラスの実力を持っているのは間違いない、だけど技術だけでは勝てないのがスポーツの世界。
特に留宇衣に関しては幼いころからテニスをしており小学生までは全国優勝の経験もあるけどライバルの佐世古駿に中学から勝てない時期が続いています。
佐世古と技術差は無いものの、どうしてもゲームに集中しきれないという欠点がルーイが試合に勝ちきれない原因に。
そんな息子・留宇衣をみて父親はテニスを辞めるように言うけれど、留宇衣はプロになりたいと行って高校テニスで全国制覇を目指していく!
幼いころに別れたプロテニスプレイヤーの母親と類似する不安定な精神面、プロになるには弱すぎる精神面を乗り越えてIH優勝とプロテニスプレイヤーを目指していく!
二人はライバルであり、最高のパートナー!
高校で初めて出会った二人、経験者の留宇衣は初心者の延久に光るものがある事を認めていて、延久も留宇衣のプレイを手本として練習を積んでいきます。
始めは延久のコーチだった留宇衣、延久の上達速度に留宇衣は嫉妬と焦りを感じていたけれど、同時に自身がテニスを続けられる要因となっています。
負けたくない伊出には負けたくない!
留宇衣に足りなかった闘争心が、一緒に練習する仲間に対して芽生えている事がお互いを励みあって成長していく高めあっている仲間なんだなって思わせてくれます!
佐世古駿~完璧な選手
留宇衣のジュニア時代に勝てなかった世代最強の選手、佐世古駿。
家は大地主で上流の家庭の人物であるが、その環境を活かして才能だけに自惚れず努力を絶やさないパーフェクトな選手です。
全日本ジュニアランキング1位、世界ジュニアランキング2位と世界でも若手有望株と言われており、すぐにプロ入りする実力もあるが高校IHシングル3連覇を目標にプロ入りを遅らせています。
そんな彼が、延久・留宇衣の最大最強の敵として阻んでいます。
けどそんな彼にも大きな悩みが、最強と呼ばれる選手でも必要な要素は特別なものではなくて普通の事なんです。
尚田ひなこ~劣等感を乗り越えたようとする女の子
佐世古のいとこで延久がテニスを始めたきっかけであり、恋している相手。
年齢は一個上になるが、延久や留宇衣の同学年の女の子で交通事故による足のケガでの入院、さらに片足が動かないという後遺症となったことで留年して彼らと同級生になってしまいました。
延久と再会したときはケガで留年したショックから心を開けずにいたが、どんな形でもテニスと関わりたいという思いからマネージャーに。
けど、心の傷は癒えてなくて嫉妬してしまう、羨んでしまう気持ちは拭えない。
誰かが救ってくれるのを待つんじゃない、自分で幸せを掴みに行こうと努力していく姿に心が打たれます!
彼ら(彼女ら)がいたから強くなれた
この主要4人がそうであるがみんなコンプレックスを持っていて、結局は一人では人間は弱いものです。
コートでは一人でも、コート外にはたくさん支えてくれる方々がいる!
延久の弱さは技術である、だが彼にはだれにも負けないメンタルがあります。
留宇衣の弱さはメンタルである、けど彼の技術はプロにも負けないものを持ってます。
技術を埋めるのは練習であり良きパートナーであるが、留宇衣のメンタルを埋めるものは難しいとコーチも思ってました。
だけど、単純でした。テニスを楽しむという感情だったから。
テニスを楽しむ延久をうらやましく思い自分もそうありたいと願う留宇衣がいたから、上手くなれるし強くなれるんだということに気がつきました。
みんな感情移入してしまう青春漫画の最高峰
しゃにむにGOを読み始めた時は僕がまだ高校生の位の頃だったので、留宇衣に対して感情移入していました。
延久と留宇衣は太陽と月、陽と陰みたいに個性の違うだけ、互いに反発しないで成長していく姿がとても面白くてのめりこんでました。
自分の場合はどっちかというと陰の方が強い人間なものでどうしても留宇衣に感情移入してしまいます。
なので今回の内容に関してもどちらかと言えば留宇衣寄りになってしまったかなと思っています。
ただ、この作品自体は色々なキャラが登場して様々な葛藤が生まれます。
•平凡なプレイヤー
•体格による期待と侮蔑
•保ち続けなくてはならなかったプライド
•プロ入り直前で目の病気で挫折したコーチ
若い時は同年代だった留宇衣に感情移入しましたが、今は目のケガをした池田コーチに感情移入してしまいます。
池田コーチは選手時代とても強かったがとても傲慢な選手で有名でした。
しかしプロ入り直前に目の病気でプロ入りを断念せざる負えなくなりました。
周囲は目の見えなくなった傲慢な彼を必要とはしませんでした、しかし彼にとってはテニスが体に染みついており離れられずにいて、かつてのコーチに連絡をしたら
「君はもう目が見えないのだからテニスはできないだろう」
と冷たくあしらわれます。そのとき彼は初めてテニスへの愛情を知ることとなり、後にコーチとしてコートに戻ろうと決意を固めます。
別に僕が何かのプロを目指したわけではないですが、社会人になれば生まれる葛藤をコーチが言葉や形としてあらわしてくれたのかなと感じて勝手に感情移入しております。
ただ、強さは個人の強さでは無いと証明されているこの作品をぜひおすすめいたします!
したっけね!
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