こんにちわ、セーラーカラーが大好きないのまんです!
今回は、集英社のWEBコミックサイト『となりのヤングジャンプ』で連載中の「明日ちゃんのセーラー服」の感想を書いていこうと思います!
憧れのアイドルが来ていたセーラー服を着るために、私立中学受験をして受かった明日小路(あけびこみち)ちゃんのお話です。
まだまだ、少女の時期を情緒と質感たっぷりに描いている作者の仕事っぷりは変人の域に達する神業です笑
「明日ちゃんのセーラー服」~作品詳細
作者:博
出版社:集英社
ジャンル:学園・青春
発行巻数:既刊7巻(2020年10月現在)
「明日ちゃんのセーラー服」~あらすじ
主人公の明日小路(あけびこみち)ちゃんは、憧れのアイドル・福元幹がCMで着ていたセーラー服を自分も着たいと願いました。
そのために母親の母校でもある蝋梅学園(ろうばいがくえん)を中学受験して見事合格を果たします。
過疎地で生活していたため、同い年の友人がいなかった明日ちゃんは中学校生活に不安もあったけど、憧れのセーラー服生活が明日ちゃんの輝かしい学校生活を待っていました!
「明日ちゃんのセーラー服」~感想
明日小路は、天真爛漫!
主人公の明日ちゃんは、明るい女の子です。
今まで同い年の友人がいなかった事もあるのか、かなり純真無垢な性格でみんなと友達になろうとするまだ子供の女の子です。
蝋梅中学校に合格した喜びでバク転宙返りして川に飛び込んでしまうことや、自己紹介で特技が体の柔らかさだと言ってパンツ丸見え(読者には全く見えない)で特技を見せる所とか、子供というより天然?と思えるところもあります。
多分、明日ちゃんのお父さんといのまんは同い年くらいだと思われるんで、明日ちゃんの行動一つ一つが自分の子供を見ているようでとても尊いんです、愛おしくなっちゃいますね!
妹想いで友人想いな良い子の明日ちゃんを見ていると、読んでいる方としても暖かい気持ちになれること間違いなしです!
画力の高さとリアリティのある絵が魅力的、しかしその反面・・・
このマンガの特徴の一つとして、リアリティな質感でしょう!
もちろん、漫画なので物語の基本となる絵に関しては漫画の絵なんですが、時たまに現れる一枚絵に関しては確かに漫画なんですが本当にいる人間のように見えてしまうほどに上手でした。
I’Sや電影少女の作者である桂正和さんを思い起こされるような絵で、いのまん的にはジャストミートでした!
そしてもう一つ、写真のような連続カットにも変態的なこだわりがあります!
1話で出てくる明日ちゃんのバク転宙返りのシーンではパラパラ漫画さながらの連続した描写をされているにも関わらず髪の毛の先までもがリアルに揺らいでいる事に驚いてしまいます!
ワンカットのみシーンでも、人の体を綺麗に描写する作者さんだと思いますが連続写真のような細かさにはただ魅入られてしまいますね!
そして、人物ばかりに目が行ってしまいますが、背景の水や木といった動植物に関しても明暗がしっかりと別れていてとても情景豊かになっています。
中学生の彼女たちにとって、一度しかない短い青春の時期を画面いっぱいに表現されていると思います!
「明日ちゃんのセーラー服」は気持ち悪い?
「明日ちゃんのセーラー服」のタイトルを検索すると、「気持ち悪い」というワードが出てくるんですよね。なので、どうしてそのような言われているのか考えてみました。
この作品なんですが、妙なリアリティがある絵柄なんですよね。
一巻の表紙にもある唇をつまむシーンだったり、スカートが捲れる際の服のシワだったりとそのまま飛び出てきてもおかしくないリアルな絵柄であるのに、題材は中学1年生だという事が、ロリコンっぽくて「気持ち悪い」と言われてしまう所以なのかな?と思います。
後は、グラビアやアイドルのポーズを参考に絵を描いているのかしぐさがあざといなと感じる点がある事は否めないですね。
ただ、これってやっぱりオタクな自分には可愛いと思ってしまったので
「やられた!あざと可愛い!」ってにやけてしまった自分がいるんですけどね笑
結論としては、絵がリアリティがある事とポージングがあざとい事が「気持ち悪い」と言われてしまう原因だと思います。
まあ、それ以上に読んでてにやけてしまう自分が一番気持ち悪いんですけどね!!
「明日ちゃんのセーラー服」~まとめ
つらつらと感想を書いていったけど、ほんと平和な漫画でストレス過多な方に読んでいただければ一瞬で心洗われること間違いなしだと思いますね!
また、明日ちゃんのクラスメートたちも一人一人キャラ立ちしている事もあって学園青春物としての幅が広がっていてほのぼのしながら読むことが出来ておススメできる一作です!
したっけね、またね!
[著者]博
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