今回は、小説家の新堂冬樹先生原作・作画東西先生の「ASK(アスク)」の感想を書いていこうと思うんですが、自分にはかなり刺激の強い作品でした。
グラビアアイドルとしてトップに君臨する堀口優菜だったが、所属事務所の社長と次期看板アイドルの罠にハマりデリヘル嬢へと堕ちていくお話。
読んだところはここまでですが、もっとひどいことになりそうで、最終的にはAVにも出演させられそうな雰囲気です。
まあ、残念ながら同情する気も起きないような主人公なのでとても遠い目で「こんな世界もあるんだなぁ」といった気持ちで読んでいました。
昼ドラ好きには大好物の内容なんではないでしょうかね。。
深夜ドラマでもありかもしれないです。
「ASK(アスク)」～作品詳細
作者：原作・新堂冬樹
作画・東西
出版社：集英社
ジャンル：社会・サスペンス
既刊：3巻（2020年9月現在）
「ASK(アスク)」～あらすじ・ネタバレ
「お前の好きなグラビアアイドルの堀口優菜がデリヘルにいるぞ」
トップアイドルとして君臨していた堀口優菜は作業的に相手を果てさせた。
自分をこんなところに追いやった元事務所のキングダムプロ社長と所属タレント・ゆらぎに復讐して、華々しい芸能界へと戻る事を決意していた。
グラビアアイドルでトップクラスの人気を誇っていた堀口優菜、傲慢でわがままをしても許されてしまっていたが、社長・新庄のお気に入りであるタレント「ゆらぎ」が優菜の牙城を崩そうとしている。
社長である新庄は芸能事務所では新興勢力ながらも、度胸と裏社会の権力を利用することによって既得権益の巣である芸能界に風穴を空ける勢いを持った人物である。
その社長にとって稼ぎ頭であるものの扱いにくい堀口優菜を排して、ゆらぎを事務所の看板にしようと企んだ。
そのため、優菜は有名事務所へのウソの移籍話で多額の違約金を掛けられたり、某有名映画監督への枕営業を暗黙で受けるように強要されたりしていき、優菜は徐々に追い込まれていってしまう。
「ASK(アスク)」～感想
自分は15年前くらいに恋愛小説の「忘れ雪」と「ある愛の詩」を読んで涙腺崩壊したのを今でもよく覚えています。
が、そんなピュア小説の作者さんのお名前が明らかにダークな表紙の漫画の原作者に・・・
とまあ、原作者の新堂冬樹先生ですが、2面性のある作家さんでとても純粋な恋愛小説を書いているのが「白新堂」、はたまた裏社会の事を描いたりしているのが「黒新堂」と呼ばれたりしている作家さんです。
裏の社会を垣間見た作者が描くリアル
デリ落ち・枕・多額の違約金というように芸能界の闇と呼ばれる部分が、間髪入れずに優菜に襲ってきます。（デリは最後ですが・・・）
優菜自身の性格がかなり気が強い、というよりも高飛車で感情移入できない性格だし、社長である新庄もかなりなダーティー感が出ていてこちらも関わりたくない人物。その為に読む側としてはかなり客観的視点から読んでしまうんだけど、元々芸能界なんて現実的な場所じゃないから意外とちょうど良い距離感で読めてしまいます！
ただし、感情移入は全然できない！
内容的には、巨大な権力と強力な個性がぶつかり合う話だけど、ただ一つ言えることは芸能界はエロい。
オトコは自分の権力を使って女性を抱くし、オンナは生き残るために枕も辞さない。
優菜を一つ尊敬できるのは簡単に女としての武器を使わなかったことに関してだけは唯一理解を示せる点だったかな。
「ASK(アスク)」～まとめ
この作品は、どろどろの昼ドラとか闇的な物を見るのが好きっていう方にはおすすめできます！
Ｓ〇Ｘシーンも頻繁に出てくるけど、昼ドラってそうゆうものだよね？笑
したっけね～
[原作]新堂冬樹 [漫画]東西
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