こんにちは、毎年洞爺湖アニメフェスタに行ってるいのまんです!
今回は、ジャンプ+で連載中の「2.5次元の誘惑」を読んだ感想を書いていきたいと思います!
ラブライブをを始めてみた時の感動と同じ感情を抱きつつあります!
もちろんジャンルは「アイドル」と「コスプレ」でちがうんですが、青春している感が似た匂いを感じざるおえません!
ジャンプ系のラブコメはラッキースケベ要素のみが多すぎて近頃は全く読まなかったんですが、単なる恋愛では無くてコスプレをしたいという女の子に協力していくお話で、想像以上に胸アツで読める漫画だったことが予想外でしたね。
目標を持った熱血青春ものが大好きです笑
「2.5次元の誘惑」~作品詳細
作者:橋本悠
出版社:集英社
ジャンル:ラブコメ・青春
既刊:6巻(2020年9月現在)
「2.5次元の誘惑」~あらすじ
母の蒸発と姉の横暴により、3次元の女性には全く興味が無い主人公の奥村は「アシュフォード戦記」のリリエルというキャラにのみ想いをささげているオタクである。
とある高校の漫画研究部は、前年に先輩方が卒業して在籍している奥村一人の状況だが、そこに入部希望のリリエルが大好きでエロいコスプレも大好きな女の子・天乃リリサが現れる。
漫画「アシュフォード戦記」のリリエル好きが二人の共通点で、リリサの入部目的は奥村のリリエル愛を見込んだリリエルコスのROMを制作するための手助けだった。
奥村の幼馴染でモデルの橘美花莉も参加するようになって、和気あいあいとちょっとエッチにチラ見え撮影を進めていく奥村たち。
初イベントでは、ROMの販売は失敗したもののリリエルコスには一定の成果を得られる結果だった。
しかし、部は愛好会への降格危機?
それを打破すべく、顧問の勧誘を行ったとき新任教師の羽生まゆりが実は去年引退したコスプレ四天王の一人・まゆらが顧問となる。
コスプレを本気で楽しむリリサ、そんなリリサを支える奥村達の熱血青春コスプレ漫画のお話。
「2.5次元の誘惑」~感想
天乃リリサは正統なヒロイン!
リリエル愛がキャリーオーバーしているコスプレヒロインの天乃リリサですが、オタク属性を持つ読者には間違いなくヒットするヒロインだと思いますね。
普段は地味なメガネ属性ですが、リリエルとなった時のリリサは天元突破している事この上なしです笑
しかも、リリサはコスプレ衣装の作成時にパ〇ツまで自分で作成するほどのこだわりで、ペチコートなんて言う邪道なものは撮影時に穿いたりしません!
圧倒的な男性目線から見るヒロイン力の高さが天乃リリサの魅力の一つですね!
また、見た目の作画もそうですがやはり純真無垢はなキャラは読んでいて尊いです。
いつまでも磨れないでいてくれ!というような純真な応援をしたくなるのが本当に素晴らしいんですよ。
ラブライブのような熱血!
この作品は、部活動のお話です。
コスプレしてパンチラだとか、オパーイ見えたとかそれだけのお話ではないんです!
リリサの活動の目標は、ROMという動画や写真の入ったソフトを作ることにあります。そのために奥村に協力を仰いで漫研で活動していくのですが、やはり一筋縄ではいきません。
初めて作ったROMはパッケージ白塗りのままだったり、販促物は無かったりで全く売れません。
落ち込む二人、弱音を吐くリリサに対して、奥村は
「リリサのリリエルが世界一可愛い!」
グレンラガンのカミナもびっくりの啖呵切ってリリサを勇気づけます。
これを言う奥村も奥村だが、この言葉に反応するリリサが尊い・・・
また、別のイベントではプロコスプレイヤー753(なごみ)に対してコスプレ理論を問われて言い負かされてしまった事で、コスプレすることの良し悪しを考えることになります。
ここでは、漫研の顧問で新任教師の羽生まゆりが引退したはずのコスプレイヤー・まゆらに戻って753とは違うコスプレ論を解くことによって、リリサの悩みを晴らして、さらには753と対決することでリリサがリリエルへとなる時間を稼いだりもします。
このシーンに関してはアニメ化されたら、演出家は間の取り方とか効果音や音楽とかめっちゃ楽しそうと思える胸アツシーンです!
現実にも当てはまるリアルな言葉!
「オタクたるもの趣味の話は否定しない!」
奥村が先輩に言われてセリフだが、リリサに対して初めは入部する前と、コスプレすることに悩んだ時にそっくりそのままリリサに言ったセリフです。
あまり聞かないセリフなんですが、好きなものの話は否定しないってその人のアイデンティティを大事にしますよって事ですから、ストレートで良いセリフですね。
753にコスプレ論とはを問われて悩んだ末にまゆらに
「まゆら様(先生)は、何のためにコスプレをするんですか?」という問いに対して、まゆらは
「場合による!」
世の中って意外と明確にならない答えがあるんですよね。
仕事や対人間だったら、ある程度の答えが必要だと思います。
けど、今回のような抽象的な問いは気持ちの問題が根本な所であって応えるのが難しかったりするからこそ、まゆら様は「場合による!」と答えています。
その時や状況化によって「何のため」が変わるという事ですね、現にまゆら様が今回コスプレしたのは明らかにリリサのためだから!
そして校長先生!
部の活動報告をコスプレイベントに参加したことを報告書に上げましたが、活動内容を非公表にすると言いますがその根拠が
「経験する必要の無い失敗」
だったと思わせたくないためです。さすが校長先生、本当にそうゆう事は思います。
コスプレが活動内容と報告すれば、学校内で誹謗中傷やいじめの的になるかもしれない。
その事を大人が気が付いて止めてあげることが大事、という事です。
たくさん失敗した方が良いとよく言いますが、意味のない失敗は確実にあるといのまん自身も思いますからね!
「そんな経験をさせないために教師はいる」って校長!モブキャラなのにかっこいい!!
「2.5次元の誘惑」~まとめ
意外と熱血なコスプレ漫画ですが、特に注目なのが気合の入った一枚絵は見どころがありましたね!
服のシワから陰影まで、細やかに描かれていてゾクッとする絵でした!
エロラブコメだと思って馬鹿にした気持ちで読み始めたんですけどね、想像以上の拾いものでした!
したっけね、ばいばい!
[著者]橋本悠
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