こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、マガポケで連載中の「薫る花は凛と咲く」5巻感想です。
相変わらず良いですね。
昴のように内面の意識と外面の意識を上手くコントロールできない人物の描き方がとても分かりやすくて共感できました。
きっと似たような思いを感じた方も多いのではないでしょうか?
そして、まさかあんなストレートに二人の関係が進展するなんて思いもしなかった第5巻です!
「薫る花は凛と咲く」~作品詳細
作者:三香見サカ
出版社:講談社
ジャンル:青春
発行巻数:既刊5巻(2022年11月現在)
「薫る花は凛と咲く」~あらすじ
お嬢様校に通う和栗薫子と出会った、底辺男子校に通う紬 凛太郎。
薫子と過ごす時間を心地よく感じていた凛太郎は、次第に、自身が抱く淡い恋心に気づき始めるのだった。
仲間たちと過ごす夏休みの訪れに胸を膨らませる1学期終盤。
突如、薫子の誕生日が2週間後だと知った凛太郎は、悩み抜いた末、彼女が大好きなケーキを手作りすることを決意する。
父に教えを乞い、日々自作ケーキの特訓に励む凛太郎。この一途な想いが詰まったプレゼントに薫子は…?
ケーキをプレゼント
和栗さんの誕生美にケーキをプレゼントする事にした凛太郎は、父・圭一郎の下でケーキ作りの猛特訓。
当日ケーキを作り上げて渡そうとしますが、凛太朗も早く着いたのに薫子の方がもっと早く待ち合わせ待ち合わせの場所に到着して待っていました。
二人の待ちきれない期待という感情がもどかしくて、たまらなく良いです。
凛太郎のケーキを食べた薫子の感想は”凄く優しく心が温まるケーキ”と感じ、そしてその感想をそのままストレートに凛太郎に伝えています。
駆け引きのないストーリー展開がこの作品のいい所ですよね!
父へのありがとう
父にケーキ作りを教わって、凛太朗は笑顔で「ありがとう」と言っています。
その表情を見て嬉しそうに
「あんな顔で笑うようになったんだな」
と呟くお父さん。
凛太朗が友達3人+薫子・昴を家に連れてきたときに母親が階段の所で涙を拭うシーンがありましたが、厳しい顔つきの父親でも同じ思いを抱いていたんですね。
親としては一番気がかりで一番嬉しいのは喜ぶ顔なんです。
幼少期なら自分が与えてあげれるけど、成長の段階で”与える”から”得る”という方向に変わっていきます。
一度は友人関係を諦めてしまった凛太朗を見た時に両親は寄り添ってあげる事しかできなかったのを心苦しく思っていて、何とか自分の力で新たな道を切り開いてほしいと思っていたはずです。
そんな想いの中で、凛太朗の変化を見て取れた事は親としての最上の喜びでしょう・
「美味いって言ってくれたろ?」
自分が監修しているのはもちろんだが、相手の事を想って作ったモノは、必ず心に響くモノであって凛太郎が努力した過程も知っているのだからなおさらそう思えるでしょう。
父親も凛太朗に同じ思いを抱いていたから。
親目線から凛太郎を見るということがこの漫画の魅力でもありますね。
保科昴の憂鬱
初登場時より明らかに元気がなくなっている昴。
そんな彼女の悩みが吐露されたのも注目でした。
夏休み、凛太郎達四人と薫子・昴の6人で海に遊びに行きます。
しかし、電車内・買い物・砂浜での遊んでいる時も強張った表情の昴。
原因は男の人への苦手意識。
子供の時に男の子に意地悪されていて、初対面時に当たりがキツかったのは苦手意識から来るものでした。
緊張した様子を察した薫子は話聞いて改めて凛太郎達四人に友人になって欲しいと言い、クールな夏沢君は友達でない人とゲームをしたり海に行ったりして遊ばないと遠回しなツンデレ行為を含めて改めて友人関係を築いています。
正直になれない男の子って感じで夏沢君可愛いです笑
クールだけど周りが見れて気遣いもできる情の深い夏沢君と引っ込み思案だけど一途な愛情を示す昴。
なんか似てますよね、お似合いです。
この作品の特徴として、内面と外面を両方ストレートに描いている事で感情面の描き方がとても上手だと感じています。
”楽しみだけど気が重い”、人間関係が苦手な人に良くある感情の一つだと思うのですが、自分が楽しんでいる頭の片隅で「~~さん、楽しんでいるかな?」という感情が生まれてきます。
昴は頭の中で考えてしまった事と表情が上手くリンクしています。
初対面時に強く当たれたのは、”嫌われてもいい”という感情が先に立っていたkらできた事で、現在は”嫌われたくない”という感情が先に来ている事で臆病になってしまっている。
昴の苦手意識はこれまで男性関わりを持たなかったからだから、けど友人になりたいという気持ちがあるのなら問題ありません。
「私はあなた達のような温かい人になりたい」と回想していますが、海に行った6人の中でもっと相手を思いやり包み込む温かさを持っているのが昴です。
もっと笑顔が見たいと思ってしまいました。
好きです
海で他の人達が買い出しに行き、二人きりになったタイミング。
今日あった出来事を何気なく話している凛太朗と薫子。
薫子からすれば昴が変わったのは凛太郎のおかげ凄い。
けど凛太郎からすれば本当に凄いのは薫子。
諦めしかなかった凛太郎が前を向けるようになったのは薫子のおかげ。
凛太郎は一緒にいたいという感情が溢れて好きと言う言葉が出てしまいます。
おそらく夏休み辺りで進展はあると思っていましたが、一足飛びな告白でした。
なんか若い頃こんな事あったなぁって感じ笑
逃げずにしっかり向き合って、答えを見つけ出して欲しいですね!
絶対、悪い結果にはならないから!
最後に
人前では絶対読めませんね。
ニヤついてしまって気持ち悪い人になってしまう笑
マガポケで無料に読めるのでおすすめいたします!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!
コメント