「不滅のあなたへ」守護団とは?ヒサメの境遇がエグすぎる!

漫画 

こんにちは、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回はアニメ2期が始まる「不滅のあなたへ」に出てくる守護団とその初代当主・ヒサメに関してです。

ヒサメ、キャラデザいいですよね。大好きです。
だから彼女の守護団結成の目的とヒサメ自身を知ってほしいという紹介記事となってます。

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「不滅のあなたへ」~作品詳細

作者:大今良時

出版社:講談社

ジャンル:ファンタジー大河

発行巻数:既刊18巻(2022年10月現在)

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守護団とは

「守護団」の名前が初めて登場したのは単行本5巻、ジャナンダ島闘技場での島長決定戦最終戦です。
大会で優勝したハヤセはフシを脅威から守るために「皆でこの怪奇なる存在を守りませんか?」と民に訴えかけました。

その後ヒサメが初代当主としてフシの前に現れたことで、守護団が結成されたことが明るみになります。
守護団の主な活動内容はノッカーの脅威からフシを守ること。フシと協力しノッカー討伐を行うこと。

様々な都市で守護団の賛同者を集める活動を行い、ノッカー対策も伝授しています。
賛同する各都市には守護団のシンボルが書かれた旗が掲げられました。
言葉通り、人々を守護していると言えるでしょう。

元々守護団のシンボルマークはジャナンダ島の囚人の識別マークだったが、時代と共に意味合いが変化、「神に託された民」の意を持つようになりました。

左手ノッカーは以前として守護団代表者の左腕に寄生し続けていたが、「葛藤をしつつも守護団に協力的」であると守護団副団長オウミは述べています。

守護団初代当主 ヒサメの登場

守護団初代当主を名乗る9歳の少女ヒサメはフシが人間関係を断っていたときに現れます。

ピオランを看取った後サールナイン島でノッカーとの闘いに明け暮れ、40年以上の間一人で暮らしていたフシ。
しかし、ノッカーはフシのいない場所で人間を襲うようになりました。

そんなフシの前に現れたヒサメは、フシにとって聞きたくない名前であろうハヤセ。
マーチ・パロナの直接的死因に繋がっているトラウマとも呼べる名を口にします。

「私はハヤセの生まれ変わりなのです」

そんな聞きたくもない名前を無邪気に言葉にしたのが守護団初代当主のヒサメです。

ヒサメはハヤセの孫で、ハヤセの魂、あるモノを継承していました。
ヒサメはハヤセの一人娘のさらにその子供だが、ヒサメが亡くなるより前にハヤセは他界。その魂(ファイ)を継承したのです。

これに関して”黒いの”は「不可能ではないが、記憶が一新されほとんど別人」と。
フシは、ハヤセとヒサメはあくまで別の人間だと思いたかったのだが「9歳の女の子を一方的に嫌うのはどうなんだろう」と黒いのに告げています。

少しずつ免疫をつければヒサメに対する苦も薄らぐと言う黒いのの助言に従い、フシはヒサメと共に島を出ることに決めました。

ヒサメの可愛さに同居するモノ

ハヤセがジャナンダ島で創立を宣言した「守護団」。

その初代当主として、フシをノッカーから守る事がヒサメの第一の任務であり、フシの身の回りのことをサポートすることも守護団の役目としている様子。

「教えられた」という名目で度々フシに抱きついて嫌がられていたが、めげずにフシのサポートをしようと奮闘する様子が健気でなんとも可愛いですよね。

「9歳じゃ何もわかんないだろうよ」というフシの言葉に「知らないことはいいことです!」と笑顔で返答するなど、子供らしい一面も更に可愛いです。
因みに、ヒサメに同行していた守護団の従者達はヒサメを「お嬢」と呼んでました。

寝静まったフシにヒサメが近寄ろうとすると、左手ノッカーはフシに詰め寄るが目覚めたフシに阻まれます。
ヒサメの左手にはハヤセに寄生していたノッカーがいます。

左手ノッカーの存在を知ったフシは、ヒサメにノッカーを切除するよう迫るが聞き入れません。
頑なに断るのです。

左手ノッカーは「守護団の意志そのもの」と呼ばれ、守護団ではフシ守護のシンボル的に捉えられていて、左手のノッカーはヒサメと意思疎通がとれる、とこの時ヒサメがフシに伝えておりました。

護るためではあるはずなのに、敵を中に囲っているのも読者としては魅力的です。

ヒサメの目的

フシを守るのは守護団としての目的、じゃあヒサメの目的は?

隣島に現れたノッカーを退治するため、フシはヒサメと共に旅立つことにします。
隣島に到着するとヒサメは街の様子を伺いに行くと、その間にフシの前に現れたのは大人になったトナリとサンデルでした。

夕食の席で守護団を責め立てるトナリ達に危機感を覚え、ヒサメはフシ達にニシアサガオを盛ります。
幼く可愛い顔してやることエグイです。

フシとサンデルは眠らされてしまうが、耐毒能力のあるトナリには効かず、さらにブスレンゲの毒を使うが効果はありません。
トナリは島長としてジャナンダにいた際に守護団を見知っており、島の守護団は見過ごしていたがヒサメにノッカーが寄生していることを知り切り取ろうとします。
しかし、ヒサメの意志に逆らって左手ノッカーはトナリを襲い死亡させてしまいます。

ヒサメはノッカーの酷使によって左手が腐り落ちるほどの重傷を負い、もう二度と会いにこないとフシに宣言しています。
そして、「フシとの子供を成す」というハヤセ一族の秘密の目的を知らせます

9歳の子供にまさかの目的です。

ただ「一緒に寝るだけでいい」というヒサメの言葉を聞いて賛同するフシですが結局二人とも知識がなく、ただの添い寝で終わっています。

「こいつにも……、理解してくれる奴が必要なんだ」

トナリが亡くなった時にその事を教えなかったのは結局幼い身でハヤセの業を背負ったヒサメを哀れんだからでしょう。

ヒサメという人物はフシが初めて出会ったハヤセ一族の子孫だが、この時すでにフシはハヤセとは違う印象をヒサメに見出しています。
ファイが継承されていたとしても、ハヤセとヒサメは別人物であると断定するとともに、ヒサメの立場を理解し、ノッカーにより侵食された身体を気遣うなど、フシらしい優しさを見せていた。
フシの心は着々と成長しています。

最後に

のちに、ヒサメの娘で守護団副団長のオウミに会った際に、フシはヒサメの死を知らされます。
ヒサメの魂は二代目継承者のウシオに継承されました。

9歳の身で担ぎ上げられて幼い時から枷を付けられていたヒサメ、可愛くも「不滅のあなたへ」っぽい不遇の登場キャラクターです。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございます。
したっけね!

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