「後宮の鳥」~寿雪出生と白い髪の秘密

アニメ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、アニメ放送中「後宮の鳥」主人公・寿雪の出生に関しての秘密を書いていきます。

1話ラストで真っ白な髪となった寿雪が現れました。
烏妃といい、白い髪といい、皇帝・高峻へのおざなりな態度といい、他の妃とは一線を画す存在であることは一目瞭然だと思います。

寿雪に関してはかなりキャラ設定が細かいのでまとめておきます。

※ネタバレ含むので要注意

スポンサーリンク

「後宮の烏」~作品詳細

作者:白川紺子

出版社:集英社

ジャンル:中華ファンタジー

「後宮の烏」~アニメ制作

製作:BN Pictures(バンダイナムコ)

監督:宮脇千鶴

シリーズ構成:大島里美

発行巻数:全7巻(2022年6月現在)

スポンサーリンク

「後宮の烏」~あらすじ

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。

その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。

彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。

時の皇帝・高峻は、ある依頼のため烏妃の元を訪れる。
この巡り合わせが、歴史を覆す禁忌になると知らずに。

後宮に住む烏妃・寿雪

本作主人公で後宮内に住まうのに夜伽をしない烏妃・柳寿雪、黒い髪を結いまとめに漆黒の衣服に身を纏う年の頃は15・6歳の少女。

牡丹の花を手元に出して様々な術を使用しています。

寿雪が呼ばれる烏妃とは、後宮にある夜明宮に住まう妃の呼称で時代を超えて連綿と受け継がれていくのが烏妃という存在です。
烏妃の姿が老婆であったり少女であったりするという噂はそうした代替わりが行われる事からそうゆう噂が流れています。

寿雪が使う不思議な術というのも烏妃として受け継がれていき、先代烏妃である麗嬢から烏妃の名と能力を受け継いでいます。

烏妃とは連綿と続く後宮内の役職のようなものです。

白い髪の正体

アニメ1話で見せた寿雪の白い髪。
寿雪は元々白髪で術のようなもので髪の色を隠していたのではなく、純粋に黒に染めていました。

寿雪の髪が白い理由は、前王権・杼王朝を束ねていた欒家の末裔の証だからです。
前王朝の者を見つけた時は無条件に処刑というのが宵王朝の法律のため、寿雪は自分の正体を隠すために髪の色を真っ黒に染めていたのでした。

寿雪は正体がバレれば処刑となります。
それなのになぜ後宮に入ってきたかというと、先代の烏妃・麗嬢に助けられて後宮で過ごすこととなります。

”妓女の子”として生まれ育ちで奴隷同然に育てられていました。
薄汚れた衣服に泥や埃で汚れた髪を白髪だなんて思う者はいなかったのでしょう。

それでも何かの拍子にバレてしまって処刑の対象となる事から、麗嬢は自分の傍で匿う事に。
次代の烏妃を育てるために。

高峻は寿雪を護り切る

前王朝から現王朝に変わって3~4代くらいでしょう。
高峻が治める霄の国では、前王朝欒家の生存者はすべて処刑されてきました。

高峻は自分の母親を毒〇した皇太后すらも法の下で処罰しようとする清廉な人物ですが、寿雪の言うように中々に抜け目のない周到な性格の持ち主でもあります。

前王朝欒家の生存者が処刑される法律を撤廃。
寿雪の正体を知り、寿雪の為に法までも変えてしまう高峻は、この先寿雪の存在が宮廷内部にバレても策を講じて守り抜きます。

寿雪が欒王朝の遺児であることには変わりがないので、宮廷内の人物が寿雪を危うい人物だとするのも納得、本人の力というよりも欒家の遺児という大義名分が新たな反乱の目を生んでしまうという事。
成功者の陰には苦杯飲んだ者も間違いなくおり、寿雪を担いで失墜した権力を取り戻したい輩がいるのも事実。

高峻にとっては不発弾だが、王朝にとっては誘爆の恐れのある時限爆弾な一面を持つ。

改めて厄介な星の下に生まれたと言えるでしょう。

さいごに

烏妃という厄介な役職と、前王朝の末裔という厄介な血を継いでしまった寿雪。
寿雪にとっての夜明宮は完全に鳥籠のような場所です。

寿雪の満面の笑顔がアニメで見たいと願っております!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました