こんにちわ、歴史と漫画好きいのまんです。
「君は放課後インソムニア」、気になりおススメされて久々に何回も読んでしまった作品です。ハマりました笑
これからアニメ化・実写映画化されるんですね。
アニメ視聴はもちろん、映画も見に行こうと思ってます!
作品を読めば読むほど、実写化も面白くなるとしか思えないんですよね。
ただ問題点もあったりします。
どの辺までを実写化するのかはわかりませんが、それでも映像化が面白くなる理由を書いていきます!
「君は放課後インソムニア」~作品詳細
作者:オジロマコト
出版社:小学館
ジャンル:青春
発行巻数:既存10巻(2022年9月現在)
「君は放課後インソムニア」~あらすじ
青春漫画の旗手が贈る思春期の眠れない夜。
能登を舞台に描かれる“眠れない”高校生の思春期の夜。
不眠で悩む男子高校生・ガンタは同じ悩みを抱えるイサキと出合い、放課後に学校の今は物置になっている天文台で、つかのまの眠りと、秘密を共有するという不思議な関係が始まる……
読めば明るく笑えて、そして彼らと一緒に心地よい眠りに誘われて、まっすぐに男の子と女の子の友達から恋愛への初々しさが描かれる。
<あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある>
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「君は放課後インソムニア」はこんな人におススメしたい!
おススメしたい!とタイトルに書いてはいるが、万人におススメできる作品ではないです。
自分もおススメされた時に、石橋を叩きながらおススメされました笑
ストーリー的には不眠症を抱えた中見丸太と曲伊咲のボーイミーツガール設定で、同じ悩みを持ち同じ時間を過ごす事で関係性が深まっていく青春漫画です。
作品としての空気感や雰囲気といった物に入り込めなければ、作品独特の時間の流れを楽しめないのではないかなって思います。
ラブコメでは無いので、ドタバタコメディを求めている人には全く面白さは無いと思ったりします。
直近だと
「アオのハコ」
「薫る花は凛と咲く」
登場人物一人一人の優しさを味わいたい人におススメしたい、また楽しめる作品だと思います。
漫画描写としては、一枚の写真のように映し出される人物描写、天文部としての活動で映し出される天体写真、中見やイサキの表情を切り取った描写。
作中で大コマを使われることが多いので、その雰囲気も見どころの一つとなっています。
「乙嫁語り」
「北北西に雲と往け」
のような、ストーリーだけではなく作中の匂い・空気を楽しめる方にも、ストーリー性は全く違いますが漫画描写的に楽しめると思います。
「君は放課後インソムニア」映像化に対しての懸念
この作品の肝となるのは、時間の流れです。
それも、中見とイサキの間に流れる独特の体感時間と言ったらいいでしょう。
”睡眠障害”によって感じる体感時間、昼は眠気に誘われて、夜は目が覚めて無駄に起きてしまう。
夜に一人で起きている時間は恐ろしく長い時間に感じるはずです。
アニメでも映画でも、夜に寝れない二人の時間を無音で表現してほしい、孤独の時間を過度なほどに表現してほしいです。
その反面で二人が共に夜を過ごす時間を、会話をしていなくても繋がっている様子をしっかり演出してほしい。
”会話の無い時間帯”を上手く表現してほしいという事です。
現代の”映画を倍速視聴”して見てしまう人には楽しめない作品かもしれません。
映画館に行って、作品世界の独特な時間を退屈に思わないでほしいです。
「君は放課後インソムニア」はつまらない?
この作品を読み進めていき、映画「スタンド・バイ・ミー」のようだと感じました。
「スタンド・バイ・ミー」って学生の頃に見た時はあまり面白さがわからなかったんですよね。端的に悪ガキ少年たちのちょっとした冒険に面白さを見出せませんでした。
特に若い世代の方、また故郷を出た事が無い方にとっては面白くないと感じられるそうです。
しかし、大人になってから見たら印象が変わります。
「スタンド・バイ・ミー」の良さは”懐かしい”と感じる望郷のようなものでした。
”12歳のあの頃にしか感じられない感性”
”その時に感じた友情、唯一無二とも言える感覚”
この感覚的な望郷の思いを感じられる今だからこそ「スタンド・バイ・ミー」の面白さを感じられるようになりました。
「君は放課後インソムニア」って天体写真を取ったり、儚げな部分もある。
何となく思い出の中の一部分を思い起こされるようにも、描かれていると感じられるんですよね。
理性と勢いが共存しあっている、大人に近いけれどまだ大人ではない高校時代。
そんな短い期間の”成長物語”にもなっています。
映画を見に行く年齢層は分からないですが、中見やイサキと同年代というよりも中丸先輩や倉敷先生と同年代・上の世代が楽しめる作品だと感じますね。
「スタンド・バイ・ミー」、見たこと無いって人は是非視聴してみてください!
「君は放課後インソムニア」がさらに面白くなる!
”睡眠障害”で天文部の部員だから、必然的に多くなる「夜のシーン」。
青春+夜=「夜のピクニック」が読みたくなる(見たくなる)!
「夜のピクニック」は恩田陸先生作の青春小説です。
主人公甲田貴子が通う高校の伝統御油寺で生活最後のイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという誰も喜ばないイベント。
貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭に臨む。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。
学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
「懐かしい青春時代」
「青春時代を悔いなく過ごしたい」
ティーンエイジャーとして一瞬過ぎ去ろうとする時の中を、懐かしい想いだけではなく「これからという青春を迎える」という人にもおススメしたい作品。
それが「夜のピクニック」。
似たようなストーリーでは無いのですが、漫画を読んでて何となく思い出したのでおススメします。
「中見との今に、私の全部をかける」というイサキの想いを知る為に、様々な形の青春作品に触れて行けば、さらに興味深く楽しめること間違いなしです!
さいごに
どんな映画になるんでしょう。
今の所、アニメよりも実写映画の方に興味がそそられている次第です。
時の流れを掴んでほしい!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!
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