温螢・淡海、忠節を尽くす護衛達「後宮の鳥」登場人物

アニメ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は2022年秋アニメ「後宮の鳥」に登場する烏妃・寿雪の護衛二人のご紹介。

続々とアニメ新情報が出てきて期待感が高まっていますが、今回は新たに二人のキャラデザが公表されました。
寿雪の護衛、温螢と淡海。

原作では温螢が2巻から、淡海は3巻から登場ですが、アニメ版ではかなり早く登場しそうな雰囲気です。タイプの違う二人が寿雪に従う様子をアニメで見れるのはかなり楽しみとなってます!

※重要なネタバレも含まれていますのでご注意を!

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「後宮の烏」~作品詳細

作者:白川紺子

出版社:集英社

ジャンル:中華ファンタジー

発行巻数:全7巻(2022年6月現在)

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「後宮の烏」~アニメ制作

製作:BN Pictures(バンダイナムコ)

監督:宮脇千鶴

シリーズ構成:大島里美

温螢 CV:島崎信長

キャラデザカッコいいですね!
9~10頭身くらいあるのは想像よりもかなりスタイルが良かったです。
身のこなしの軽い役割の人物なので、小柄に描いてくるのかと思いましたが、垂れた髪に隠れる頬の傷が気になるところ。

クールさは物語の糸を紡ぎなす

高峻の従者である衛青の部下・温螢は20歳前の美男子です。
16歳まで歌舞音曲の優芸人で軽業師をしていたが、その後宦官に落ちて、衛青に拾われると寵児として厳しくも丁寧に育てられます。

性格は真面目と言う言葉が似合い、時に頭が固いと思える発言もあるがその分判断ミスのようなものはせず間諜としても優秀。
物理的にもいるかいないかの距離を図る事が上手く、部屋の外にいようとも一声かければ参上するのは頼もしい限りです。

衛星の部下ではあるが、信頼度の高さと剣の腕を見込まれて寿雪の護衛に任命されています。
実際には衛青によって、烏妃を見張る間者としての役割を与えられている、しかし寿雪に惹かれている様子がもどかしく感じてしまいます。

温螢が宦官になったわけ

宦官とは、男性としての機能を奪われた者がなるものです。
腐人と呼ばれて決して人に褒められるような職業ではありません。

なぜ温螢が宦官になったのか?

彼は元歌舞音曲の優芸人で軽業師をやっていました、サーカスみたいなものですね。
その仲間たちと旅をしながら生活を行っていたのだが、仲間の一人の女性がある街の判官に強制に夜の営みの相手をさせられる。
歌舞音曲の優芸人はその様な事は行っていなかったのに無理やりされて涙を流す仲間を見て温螢は判官を殴り倒してしまいました。

この事は表沙汰にはされなかったが、罰として腐刑に処されて宦官へと進むこととなります。

温螢は仲間の女性に恋心を抱いていたわけではありません。
只々、嫌がる仲間に対して強制的に乱暴したことが許せなかったのでしょう。

誇り高い正義感が温螢の魅力の一つとなっています!

寿雪を向ける忠義心

宦官へと堕ちた温螢は衛青に見込まれて育てられますが、その間にも温螢の心には血が流れているという表現がされていました。

下衆な判官によって自分の身近の女性が乱暴された事、そして自分の無力さが許せることでは無かった。

その話を寿雪にしたがただ一言

「そうか」

と、最後まで話を聞いた寿雪の優しさが温螢の心に忠節を誓う要因となり、寿雪は烏妃として様々な術を使うが、何よりも寿雪の優しさが人の心を救っています。

淡海 CV・岡本信彦

意外なほどに優男なデザイン!
cvも岡本信彦さんなので、もっとワイルドな雰囲気にするのかと思いました。
こんな雰囲気で寿雪にぶっきらぼうなセリフを吐くなんて信じられません笑

自由な感情は夜の中に光を誘う

寿雪に着けたもう一人の護衛が淡海である。
温螢の苦手な分野を補える相方で、剣が得意な温螢に対して弓が得意な淡海と分けられています。
温螢とは違い、自由な野生児ではありますが何となく憎めない愛敬と人の気を惹く色気が魅力の人物です!

性格は適当、宦官としては態度も悪く寿雪に仕える身であるにも関わらず敬語も使わないので温螢によく注意を受けています。
軽薄な雰囲気のある淡海ですが、少し寂しげな様子を見せる事もあります。

護衛に恩恵だけを連れて行くと「いらない方の俺は寂しいな」、普段おチャラけている淡海の口からは聞けないセリフに、彼の生い立ちの複雑さが垣間見えます。

ワイルドな口調は盗賊上がりの証

実は淡海、貴族の息子です。
しかし父親のせいで一族路頭に迷う事になり、盗賊にまで身を落としていました。

没落貴族が盗賊になるのはよくある話で、批難も同情もする気は無いです。
ただ淡海が襲った豪農の屋敷で自分の従姉が奴隷になっており、しかも逃がそうとして鎖を切ったのにそこで自害してしまった所はショックが大きかったと思います。

明日は我が身といっても過言では無い出来事ですから。
従姉が自殺した時に使った剣が淡海の物だった事から、淡海は罪を課せられ宦官となりました。

投げやりに見えたのは本当に投げやりだったから

彼がなんとなく適当でフラフラしていたのには訳があったんですね。

そして淡海も寿雪の優しさに救われた一人で
「俺はろくでなしだけど、娘々みたいな人には幸せに生きて欲しい」
という素直な言葉も発しています。

むしろ直接的に
「俺は娘々の寵愛が欲しい」
とまで言っています。

宦官も人間ですから、好きな人くらいは出来ますがそれがそのまま寿雪に向けるとは。

投げ遣りな態度と淡海の憂いを帯びた雰囲気は、女性人気高そうです!

さいごに

温螢・淡海、全く正反対な二人ですが、水と油みたいな関係では無くて良い所を高めて且つ苦手を補う雰囲気がひしひしと感じられます。

原作ではすぐに登場しなかった二人ですが、この作品の女性層獲得の為には温螢・淡海をすぐに登場させたい気持ちもわかります。
ましてや動きの少ない作品なので、彼らみたいな青年がいないと画面が退屈になってしまうかもしれない。

バックボーンと寿雪との関わりは、寿雪の人間としての優しさを図る上でもかなり重要なのでかなり楽しみにしております!

ではでは最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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