こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、漫画雑誌ハルタで連載中の「夜の名前を呼んで」3巻を読んだ感想を書いていきます。
相変わらず、古き良きファンタジー作品を彷彿させてくれます!
言うなれば、「耳をすませば」の月島雫が描く小説に出てきそうな発想に感じました!
一歩踏み出す勇気を、そして支えてあげたい真心が素敵な3巻です。
「夜の名前を呼んで」~作品詳細
作者:三星たま
出版社:KADOKAWA
ジャンル:ファンタジー
発行巻数:既刊3巻(2022年7月現在)
「夜の名前を呼んで」~あらすじ
信じる気持ちが奇跡を起こす第3巻!
不安を感じると、人や空間を真っ暗にしてしまう“夜”を呼ぶ少女・ミラ。
その病を治すため、担当医レイと森の奥にふたりで暮らしている。
ある日、ミラの好きな絵本作家が、街の本屋でサイン会を行うことに!
作品から受けた感動を言葉で伝えたいミラは、
レイとともに街に出る練習を始めるが、
不安で家の外へ1歩も出ることができないでいた。
そんな彼女の努力を影で見つめていたのは、郵便屋の少年・カプリ。
彼は何とか手助けできないかと考えた結果、ある行動に出るが……。
頑張るミラとそれを見守るカプリ。ふたりの想いが重なったとき、奇跡が起こる!
「夜の名前を呼んで」~感想
この作品の世界観で作られる魔法の発想が本当に素敵で素晴らしいです!
魔法は本来、人々の生活をほんの少し便利にしてくれるモノ。
と言ってた作品がありましたが、「夜の名前を呼んで」の世界でも生活を豊かにしてくれる魔法というのがよくわかります。
もちろん、攻撃として成り立つ魔法もあるんでしょう。
ミラの病、”夜を呼んでしまう病”は他人に害意を与えてしまっていたし、それを悪用しようと考える人もいるでしょう。(現にいましたし)
冒険魔法ファンタジーはワクワクして面白いジャンルだけど、本来の歴史のように魔法は医学や人の営みのアクセントとなる方が好きだと感じます!
ミラの世界が広がる魔法
あまり他で見ない発想の魔法です!
”雨の記憶をたどる魔法”
聞いたら、なるほどって思いました!
雨は空から降って地面に染み込み水蒸気となり雲になってまた雨となる。
循環という旅を何度も何度も繰り返しています。
そう考えると雨の記憶って途方もなく長い歴史の記憶があってロマンがありますね!
”耳をすませば”の月島雫なら
「さあ雨の記憶を辿ろう!記憶の果てに目的となる~~がある!」
なんて言いそうだなって思いました。
話はだいぶ逸れましたが、家から出られないミラは雨の記憶をたどって初めて近隣の町並みを見ることが出来ました。
パン屋さん、本屋さん、そしていつもレイが買ってくれている服屋さん。
いざその営みを見る事で、今まで外に出たいと言った事なんてなかったミラが会ってみたいと思える気持ちを持ちました。
今までネガティブだった気持ちが、一歩前へと進んだ雨の記憶の物語です!
子ネズミ三兄弟のお留守番
以前も来た事があってまた母の薬を取りに来たカブリ君、ただ日にちを間違えてます。
レイ先生は時間かかるけど薬を作ってくれることなるので、少しの空き時間にミラとまた交流を深めます。
人間不信のミラはカブリくんと会えないので、前回同様ヤギの姿・カップくんに変身。
そこでミラが家の中を冒険する童話”寂しがり屋の子ネズミ三兄弟のお留守番”という童話を読み、発想一つで家の中でも冒険できるという会話・行動を取ります。
最後は探検して散らかした家に、親ネズミが帰ってきて大喜びと言った形で終了します。
ただミラは、家の中を散らかした事で物語のネズミ達は怒られたのだろうかと心配しています。
けどカップくんは叱られても叱られなくても結果は良い方向になるんじゃないかと言ってます。
この物語のポイントは、”寂しがり屋”の子ネズミたちが家でお留守番をする小さな勇気の物語。
管理人はお留守番してた子ネズミたちが家を散らかしたとしても怒りはしない、むしろ留守番してくれてありがとう!と言うでしょう。
そして一緒に散らかした物を片付けようって言われたんじゃないかなって想像します。
作品の真実は作者にしかわからないけど、描かれない部分を想像をするのも楽しみ方の一つだと言っている事にとても共感できました!
確かにすっきりと終わってくれる作品は気持ちがいいです。ミステリーやサスペンスはそうゆう終わり方を望みます。
けど、最終回が終わっても物語のキャラクターはいなくなるわけではないです。
そうゆう想像の余地を楽しむのも作品を楽しむという事なんだと思います。
カップ君、ホントいいこと言ってくれた!
行きたかったけど行けなかった
”寂しがり屋の子ネズミ三兄弟のお留守番”作者がサイン会をするという事をカップ君がミラに教えてくれました。
ミラは頑張って家から出ようとしました。
頑張ったけど、ミラは結局家の敷地の外に出ることが出来ませんでした。
カブリくんはミラが病気の治療中と聞いても、あまり実感なかったんでしょうね。
今回、こうしてミラの様子を目の当たりにすることで”サイン会”があるなんてことを伝えなきゃよかったのかもしれない!
という葛藤が生まれています。
けど外に出れなかったと言っても、家の敷地の一歩手前まではいく事ができた。
今までよりもずっと先まで行けた事をレイは褒めてました。
罪悪感から自分がサイン会に行き、ミラの名前でサインをもらいに行ってます。
信じて見守るしかできないとレイは言っていて。
カブリくんは本当に見守る事しかできなかった事を悔やんでいました。
けどね、それが大事ですよね。
見守る事も優しさです!
最後に
絵本作家さん、これからも出てきそうです。
むしろ再登場を望みますね!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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