跳ね上がる感情にときめきが止まらない!「薫る花は凛と咲く」3巻感想

漫画 

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、マガポケで連載中の「薫る花は凛と咲く」3巻を読んだ感想です。

友情・恋・親心。

凛太朗、めっっちゃ良い子なんです!
ちょっと強面なだけで家の手伝いもするし、ちゃんと親ともコミュニケーションを取るんですよね。

思春期に母親としっかりコミュニケーション取れる子が、”友人”がいないなんて事あってはいけないんですよね。

母親もその点心配してる様子が見え隠れしていたから、友人に囲まれる凛太朗が見れて本当に嬉しかったと思います。

人との壁を少しづつ外していく凛太朗、その影響は間違いなく和栗薫子なんです!

二人の距離もちょっと近づく3巻です!

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「薫る花は凛と咲く」~作品詳細

作者:三香見サカ

出版社:講談社

ジャンル:青春

発行巻数:既刊3巻(2022年7月現在)

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「薫る花は凛と咲く」~あらすじ

底辺男子校・千鳥高校に通う紬 凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の和栗薫子。二人は出会い、一緒に過ごす時間に居心地の良さを感じていた。

だんだんと距離が近づいていく二人とは裏腹に、隣接する二校の障壁は高く、凛太郎は千鳥の友人にも打ち明けられずにいた。

そして、この隠し事がきっかけですれ違いが生じてしまう。

悩み抜いた末、凛太郎はある日の放課後、薫子と彼女の友人・保科 昴を呼び出し…?

「薫る花は凛と咲く」~感想

凛太郎目線と薫子目線。
少年誌にありがちな片一方の視点では無く、両者の視点から描かれる事によって2人とも感情移入する事ができるのがいい点ですよね。

基本的な一人称は凛太朗なんですが、時折薫子の視点でも物語が進んでいくんですよね。
これなら男性読者のみでなく、女性読者の共感も得られるのではないかなと思いました。

自分は男女の青春に駆引きは求めていないので、素直な二人の物語が巻が進むにつれて好きなっていきます!

凛太朗は友人へ誠意を伝える

2巻ラストで、凛太朗はノートに薫子が挟んだメモを友人・朔発見されて、桔梗の女子と仲良くしているのを問い詰められて「言いたくない」と険悪な雰囲気となってしまいました。

「言いたくない」
言えなかったんです。
”薫子が千鳥と会う危険性”を危惧して昴は凛太朗に忠告していたし、その事を理解していた凛太朗もまた軽率な言動は控えていたという事です!

だけど、全てを友人たちに話したい。

3巻最後で出てくる話ですが、凛太朗は小・中で友人がいなかったと言っています。
その為、高校で初めてできた友人との距離感がわからずに無意識に壁を作ってました。
なのでこめかみに絆創膏をしているのを見て友人から心配されても「なんでもない」と答えていたんですよね。

じゃあ今回は?
凛太朗が朔にいった「言いたくない」は「今は言えない」です。

だから凛太朗は、二人に会って友人に二人の事を話していいかと許可を取ろうとしました。
律儀です。

凛太朗からすれば、お互いに信用し尊敬しあっている薫子と昴の関係性が羨ましかったのでしょう。
自分も同じように信用して尊敬しあえる間柄になりたいと考えたんでしょうね!

母の想い

凛太朗は今現在、人間関係のスキルが急成長中です。
今までは上辺の付き合いで十分だと思っていたのですが、薫子の登場で変わりました。

変わったというよりも、「伝えるようになった」という方が正しいですね。
元から相手の気持ちを慮る事の出来る優しい性格だから、小・中で友人ができなかっただと思います。

凛太郎の家初めて遊びに来た友人たち
昔、ケーキ屋を営んでいたのをバカにされた経験から躊躇してました。

けどそれって、自分が”馬鹿にされるのが嫌”なのでは無くて”親をバカにされたのが嫌”だったのではないでしょうか!?

友人・宇佐美は「昔と今って変わったのか?昔のやつらびっくりする程見る目ねえな」と言いましたが、凛太朗にとってはこの友人たちの反応が今までと違うんだよ!って思ったでしょうね。

薫子と初めに話したのも自宅のケーキ屋さんでお客と店員という立場からですから、凛太朗にとってのケーキ屋さんは誰が何といおうとも”自分の誇り”なんです!

だから子供の頃に行ったケーキ屋さんで、楽しそうに作っていた外人のパティシエが金髪ピアスだった事に、大きく憧れを抱いたんでしょう!

成長によって人は印象が変わっていきます。
とくに子供の頃の多感な時期に”怖い奴”という外見・表面上に張られたレッテルを剝がすことは難しいでしょう。
日本人の同調圧力、子供時代から根強いものです。

けど高校生にもなれば、外見と内面が一致しない事なんてわかりますから。

宇佐美や薫子の話を聞いて涙ぐんでいる母親の気持ちがよくわかります。
家では優しい凛太朗だけど、外では恐れられる凛太朗。

助けてあげたいけど、できる事とできない事があるんです。
だからお母さんは、凛太朗が憧れた”金髪のパティシエ”となって勇気づけてあげたんでしょう!

管理人も子を持つ親です、お母さんの気持ちがよくわかります。。

跳ね上がる互いの感情

「何故だか頭に浮かんだのは彼女の姿だった」

凛太朗には幸せを味わってほしい!

薫子は凛太朗の事が好きだと、昴にはっきり言ってたのでわかってます。
凛太朗が薫子を好きだと自覚するタイミングはいつなんだろう?って思ってましたが、今回勉強教えてくれたお礼に一緒に水族館行くタイミングでした。

薫子を見て、
「めちゃくちゃ可愛くねえか!?」
「何回可愛いって思った!?」

とか思ったり

「楽しめてんのかな?」

って不安になったりするその気持ちわかる。
けど楽しくなかったら笑わないから、愛想笑いもしてくれなくなるからね。

迷子の子供が、凛太朗に「二人ともお似合いだよ」って言ったのは二人が纏う雰囲気が良かったから思った事でしょうね!

薫子は以前から凛太朗に好意を持ってくることは伝わってきましたが、凛太朗の家にたまたまお呼ばれして昴に「今日のカッコ変じゃない?」っていうシーン可愛すぎました。

最後に

しかし、薫子の表情が明るくて可愛い!
他人の恋愛を見てるのって好きだけど、この2人は格別にいいです。

特に凛太朗が薫子に向けた感情、
「鮮烈に跳ね上がるこの感情から、目を逸らすことはもうできないと思った」
鮮烈に跳ね上がる感情って表現が文学的でかなり秀逸です。

「恋に落ちる」という表現が有名で好きな相手ができた時の表現”落ちる””溢れる””盗まれる”と、相手に”~れる”受け身な言葉に聞こえるんですよね。

跳ね上がるって表現が中々聞かないのでとても気に入りました!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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