納得いかなかったので勝手に2022年個人的に選ぶ「次にくるマンガ大賞!」ノミネート作品を選んでみた

おススメ漫画

こんにちわ、漫画と歴史好き。
いのまんです。

「次に来るマンガ大賞」作品がノミネートされました。

ノミネート作品を見て今度読んでみようと思う作品もあることは確か。

だが!
おそらくコレジャナイ感を抱いている方もいるはずなんです。

管理人自身もそんな思いを抱いている一人!

じゃあ自分で「次に来るマンガ大賞」作品をノミネートしようじゃないか!っていうのが今回の趣旨です。

題して「次に来い!マンガ大賞」…何のひねりもない…

是非チェックしてみて「お前のピックアップ作品もコレジャナイ」とツッコんでみたりしてもいい、けどできるならば興味を抱いて読んでもらえると嬉しい限りです!

※選定方法は正規の方法と一緒
2022年5月11日時点で紙雑誌をメイン媒体として連載しているマンガ作品
シリーズ既刊が5巻以内の作品、もしくは単行本1巻発売が2021年1月1日以降の作品
ジャンルは不問。(R18作品は対象外)

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アオのハコ

今最も来てる青春漫画!

ジャンプ作品だがジャンプの雰囲気がまるで皆無、新たな風を運んできていると言っても過言ではない作品!

憧れの先輩との同居生活
競技は違っても一緒に全国を目指す
表に出せない好きという気持ち

青春漫画の王道をこれでもかと詰め込んでいるが、決して古臭さは感じない。
むしろ爽やかな雰囲気と、思わずにやけてしまうほどの甘酸っぱさがたまらない。

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アビスアジュールの罪人

現代版人魚姫物語。

人魚姫定番の人間との悲恋との物語かと思いました。

物語のキモは太陽を取り戻す!
人魚の肉には不老不死の効力があるとか、他にも色々な噂があることから海底に隠れて住むようになった人魚たちの一部が地上を取り戻そうと動き出します。

恋の物語っぽい雰囲気かと思いきや、人間への反乱物語となっています。

お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生

漫画雑誌青騎士で連載中の異世界転生作品。

主人公のヒナコは”ズル”が嫌いと言って神から貰えるはずのチート能力を断った無能力者。

それ以上にチートなのは、ヒナコをお姉さまと呼ぶ巨人・エイリス。
魔術痕の数で魔術師としての格が決まる世界で、大きな巨体に一面の魔術痕を持つのがエイリスという巨人。

クラス:ウィザード・ジャイアント
敵が協会だったりとお決まりの事もありますが、ヒナコが自分を〇人者と呼ぶのも気になるところです。
中二病全開作品もたまにはいいものです!

ぜひ転生物が好きな方も普段読んでいない方も読んでみてください!

音盤紀行

主人公はいない。
いや主人公はレコードなんです。

チ。が”地動説”を主人公にしたように、音盤紀行は”レコード”を主人公にしているのです。

音楽には記憶が宿りますよね。
思い出の曲を聞けば、聞いた当時の記憶が蘇ったりします。

そしてレコードにも、想いでは宿るものです。
物語の中の出来事なのに思い出に引きずり込もうとする作品の力に抗うことが出来ません。

言葉の獣

ここ数年で最も衝撃を受けた作品。
この作品が入らない時点で自分にとって賞レースは意味を持たないくらいです。

「詩とは何か」
「言葉とは何か」

言葉を「獣」の姿で捉える少女と「詩」に強い思い入れを持つ少女の出会い。
日常を独自の世界で描く衝撃作品です。

日本語を日々使っていて、ここまで細かに表現しようと考えたのは清少納言か、鯨庭先生くらい。
唯一無二の世界観が凄すぎるの一言!

こまったやつら

80年代の大学を舞台にした民俗学の漫画。
可愛くデフォルメされた土着の神が滅茶苦茶可愛いです!

都会に憧れて田舎から東京に出てきた主人公が、なぜかマイナーな学問に巻き込まれていく。

大分ユニークな登場キャラたちと、土地の歴史や物の歴史等を何気ない日常描写の中でポップに描かれています。
学生の時にこうゆう学部があるのを知っていれば、行きたかったと思ってしまうほどにフィールドワークが楽しそうなんです!

ジーンブライド

「あたしら(女性は)はあんたら(男性)の事まで考えないと生きていけないのに」

15歳差ある年上女性と少年の心模様を描いた「私の少年」の高野ひと深先生連載作品。

主人公・諫早依知は仕事相手からのセクハラ、変質者との遭遇などに絶望していた。

女性が社会で生きる事の生きにくさを一見描いているように思えるのだが、それは表面に見える課題の一つ。
依知の同級生・正木蒔人、不安障害・強迫性観念といった神経症に悩まされているのが伺える。

女性は女性の社会での悩み、男性は男性の社会の悩み。
一方通行の視点からは見ることができないマイノリティ的な視点が読む者に対して挑戦的に映ります。

SFを交えた社会派漫画、決して女性軽視に対してのアンチテーゼだけが目的の作品ではない!

ミューズの真髄

「空っぽなわたしを、誰か満たして」

23歳OL・瀬野美優、美大に落ちてから母親の言う通りのファッションをして、母親の決めた仕事をして、母親に勧められた合コンをしては、親のいう事に流されながら大きく道から逸れないように生活をする。

美大に落ちてしまったけど本当は絵を描きたい。
親に敷かれたレールだけを歩くのはもう嫌だ。

今まで自分で道を選ぶことが出来なかった少女が、親から逃げ出し自分の進みたい道を進んでいこうとする!

綺麗な絵柄と丁寧な心理描写が読み手の心をぎゅっと引き寄せていきます。

ミミズクと夜の王

「私を食べてよ、夜の王様・・・」

奴隷だった彼女の願いは”自分が魔物に食べられる事”

一巻を読んだ時の少女・ミミズクにあまりにも違和感を感じたが、その違和感の理由も読み進めていけば納得。
あまりにも衝撃的なミミズクの過去、私を食べてとお願いした夜の王にも同情されてしまいます。

ミミズクの異常さが際立つほどに、夜の王の優しさも際立つ。

魔物と呼ばれる存在が奴隷少女に贈る、優しい優しい真心の物語。

最後に

コレジャナイ感を払拭したくて選定した「次に来い!マンガ大賞」

個人的趣味に偏った選定となっているのは分かってる。

けど、もし興味を抱いてくれたら手に取って読んでみてください!

では、したっけね!

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