アクアが見つけた父親は別人、本当の父親の影が「推しの子」8巻感想・ネタバレ

アニメ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです

今回は、ヤンジャンで連載中の「推しの子」8巻の感想を書いていきます。

アニメ化決まりましたね!楽しみです!

今回も有馬かなが可愛い!そしてMEMが可愛い!
アクアはあかねに、有馬かなとの接し方を変えなくてはいけないって説教喰らってましたね。

B小町のオリジナル楽曲MVを撮影のために高千穂に訪れる御一行。
アイドルのPV撮影なんて舞台の裏側を除く、いけない気持ちになりそうなのに物語の展開がそうはさせないです。

ルビーも主人公の一人なんだと思わされた第8巻です。

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「推しの子」~作品詳細

作者:原作・赤坂アカ
   作画・横槍メンゴ

出版社:集英社

ジャンル:転生・ミステリー

発行巻数:既刊8巻(2022年6月現在)

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「推しの子」~あらすじ

「私アクアくんとなら……キスだってHだってやじゃないよ?」

第六章プライベート、展開中!! 星野アクアは、自身の父親の現状を知り、“芸能界”への復讐心は下火となっていた。

一方、星野ルビーら新生『B小町』はユーチューブでの人気テコ入れの為、MV撮影を決意!! 2.5次元舞台の慰安も兼ねて、アクアや黒川あかねも帯同して、“神話の街・高千穂”へ!! そこは、前世のアクアとルビーが死んだ場所でもあり…。

“赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作…第8巻!!

「推しの子」~感想

DNA検査で自分が東ブレで共演した姫川と異母兄弟だった事が判明してアクアの復讐は幕を閉じました。

あまりに呆気なく終わり過ぎたのでもちろんまだ知り得ていない謎がある事は分かってましたが、まさか復讐の火種がルビーに移るとは思わなかったです。
ルビーは純粋無垢のままアイドルで頂点を掴ませるだけの役割かと思ってました。

ここまでのルビーは冒頭から出てきていたのにも関わらず、モブキャラと大差ない扱いで苺プロの社長であるミヤコさんよりも役割が薄かったので。

ルビーが躍動するのはアイドル業では無くて復讐劇だったのですね。
理性的なアクアよりも感情易なルビーの方がやる事に歯止めが利かなそうでかなり恐怖を感じてしまいます。

あかねとの今後

アクアの父親探しに終止符が打たれて、あかねとのビジネスカップルとして付き合う意味が無くなったアクア。
察しのいいあかねは、「別れよう」と考えているアクアの事を見抜くとその日のうちに話をする事にします。

かねの物事を先延ばしにしない決断力が大好きです。

赤坂先生のキャラクターは判断が早いので物語のテンポ感が絶妙です。

「私はもう必要ない?」
「何かの役に立てた?」
「知ってるよ、君は私が何かしらに利用できそうでそばにいた事くらい」
「そうゆうずる賢い所があるって最初から知ってた」

判断力・決断力が高いと言いましたが、あかねは別格です。
約作りの為にプロファイリング技術を使うほどに人間観察に優れているあかねがアクアの思惑をわかっていないわけはないですから。

それでも良かったんです。
このように考えているアクアが、アクアという人格の一面でしか無いという事も理解していて、他人に対して深くは踏み込むタイプではない事も理解しているからです。

今後は番組だとか目的のための駒だとか、利害関係抜きで恋人関係となれるのかがポイントとなりますね。

アクアのあかねへの気持ち

アクアがあかねに対して感じた感情は”姉”か”母性”に近いと思ってます。

あかねはアクアが好きと断言しませんでした。
あかねは賢いので”恋”という曖昧な気持ちを”好意”という感情に繋げられるのかをいぶかしく感じているように見えます。

「キスをするのもHするのもイヤじゃないよ」

と言っても、それが完全に”恋”ではないから”イヤでは無い”という言葉となったのでしょう。

対して、アクアはあかねの事を甘えられる存在として認識しているのだと思います。
だからわざわざ転生前の高千穂の地にまであかねを誘っています。

これまでアクアが転生前の自分の事を語ったシーンは無く、幼少期の頃から知っているルビー・ミヤコさん・有馬かな・カントクには言えないでしょう。

交友関係も広くないので自分の本心を話す相手はいなかったんじゃないでしょうか。

ましてや自分の○された後に連れて行く。
おそらく高千穂に行く時待っていた時点でこの場所には行くと決めていただろうから信頼していない相手にはそんな場所連れて行かないでしょう。

今回はあかねに与えている情報はあまりに少なく、その場に行くことを1人ではなく2人、そしてあわよくばあかねが何か気がつくことに期待してしまっています。

子供は親に対して

言わなくても気が付いてほしい”思わせぶりな態度”

を取ります。

で気が付くのがアクアの前身・雨宮五郎は母の愛を知らずに成長してきた事がわかりました。
8巻であかねと正式に付き合うけど、守られる立場から守る立場へと変わるという意味で「今度はあかねを守る」と言ったのかなって思わされました。

グダグダ言ったがアクアは今回の件で”アイに関するの復讐”に終止符を打ちました。

ルビーの闇堕ち

アクアの復讐が終わり、まさかルビーの復讐劇が始まろうとはです。

ルビーは13歳の頃に亡くなっているが、生前は雨宮吾郎=アクアが好きで今現在でも好きという感情を持っています。
そんな恋する女の子・ルビーの目の前に白骨化した遺体を発見、アイの出産当日に失踪した雨宮五郎だという事が発覚しました。

穢れを知らないルビーの目は、母・アイと同様に両目に輝く星があったのですが、その光は片目となって小さくか細くなってます。

星野家の目の輝きは”強い目的”が要因になって光り輝いていますよね。
それがアイやルビーのようにポジティブな内容なら明るい色に、対して後ろめたいネガティブな内容なら黒く輝く表現をしています。

謎の少女から誰も知らない情報を伝えられます。
特に読者としても知らなかった情報は、

”病院の周りにいた2人の不審な男”

一人はアイを刺した大学生、そしてもう1人は中学生くらいの男という事です。
高千穂の土地に来る前にアイの墓参りに行ったルビー、すれ違った男が「流石ぼくの娘」と呟いていました。

ルビーがアクアと違う点は、13歳という幼年で亡くなって転生した事です。
ルビーは成長の過程でも純粋なままで、生前の恋心をずっと抱いたまま成長しています。
15年たっても忘れられずにいたという事は、どれだけ強い想いとなっていたでしょう。

光輝く両目の星は光を失い今にも消えそうになっていたが、自分の役目を知った時に黒い光へと変容しました。

ルビーが探す執念はアクアの妄執よりも強い物がありそうです。

最後に

転生なんてしてるんで若干のファンタジーは気になりませんが、転生の原因として謎の少女が絡んでいました。

神話には事欠かない高千穂の地ですからね。
何が出てきても驚きはしません。

赤ちゃんの時のアクアとルビーがミヤコさんに

「アマテラスの生まれ変わりぞ」って言ってたので、本気で神話に絡めてきそうですね。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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