「ましろのおと」祝アニメ化~あらすじ・感想~若き津軽三味線奏者が奏でる成長物語

ましろのおと
いのまん、日々修正中

こんにちわ、羅川ファン歴30年いのまんです!

今回は、羅川真理茂先生作の「ましろのおと」です。

そして!

2021年4月よりアニメ化決定となりました!おめでとうございます!

赤僕ではファミリー、しゃにむにGOではテニス、ましろのおとは津軽三味線、今回はマニアックなテーマを題材に持ってきました。

漫画で音は伝わらない。

しかしド迫力な演奏シーンの作画から、腹を響かす津軽三味線の音が聞こえる事間違い無しです!

雪の穏やかさと苛烈さに思春期の少年の「上手くなりたい!」って想いがガンガンに伝わってきます!

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「ましろのおと」~作品詳細

作者:羅川真理茂

出版社:講談社

連載期間:2010~現在

ジャンル:お仕事・青春・音楽

発行巻数:既刊25巻(2020年8月現在)

ましろのおと 10巻

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「ましろのおと」~あらすじ

本作主人公の澤村雪16歳、青森出身で特技は津軽三味線。

天才三味線奏者で師匠でもあった祖父が亡くなった事によって、見失った音を求めて、そして自分の音を探すため東京へと出て様々な経験を積んでいきます。

高校の全国大会で惨敗!

民謡居酒屋での修行時代!

改めて、全国大会出場!

4人組カルテットでのメジャーデビュー!

趣味・特技だった三味線が、生活の一部となっていくと同時に、自己満足では生きていけない世界だと知る事となります。

表舞台に立たされて

東京に出てから、キャバクラで働くグラビアアイドルの「立樹ユナ」に助けられた雪。

ユナの彼氏でピンク・パンク・ガジェットのボーカル・タケトと知り合い、彼のバンドのライブで前座演奏をした所、ネット上でも演奏が流れます。

ユナと急な別れを経験した雪は親に高校へと入学させられることとなります。

親に無理やり行かせられた高校で初めて出た三味線大会では、初めて自分の演奏を他人に評価されることによって悔しさを味わうこととなります。

他人に聞かせることをしてこなかった雪の音は、気まぐれで一貫性の無い音でした。

自分に厳しく、妥協を許さず

祖父の知っていた民謡居酒屋の女将さんの元で三味線修行をします。

色々な曲を覚えて、唄付の伴奏者を経験して、伴奏者として全国大会にも出場して。

今まで自分一人で叩いてきた三味線が初めて他人に触れることによって、好きに叩く音色から他人へ聞かせる音色へと変化していきます。

民謡居酒屋での修行を経て全国大会へと乗り出していきます。

「ましろのおと」~感想

人との出会いが成長の糧となる

どんな偉大な人でも出会いが成長の糧となります。

雪にも自分の人生を変えてくれる人々がたくさん、魅力的に登場してきます。

下宿先のたぬきち食堂の店主に娘の桜。

民謡居酒屋・竹の華では、女将・竹千代。

竹の華での師匠に当たる大河鉄雄。

唄付の大会の伴奏として一緒に出た唄い手・沙上麻二。

プロの三味線奏者である、緒方洸輔。

同じ青森出身の田沼兄弟。

そして、東京に出てきたばかりの雪を助けてくれた立樹ユナ。

この漫画は「一期一会」を大事にしていると思ってます。

登場人物がやたらと多くなるんですが、全てが彼の演奏の糧となっていると言っても過言ではないです!

ましろのおと 1巻

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津軽三味線を身近な音色に

「民謡って演歌みたいなものじゃないの?」

って、思ったりもしましたがどっちかというと「大人の童謡」というイメージです。

子供でももちろん楽しめますが、民謡は団体でも楽しめるものだという事。

それが分かりやすいのが、「ソーラン節」です。

小学校の時の運動会で踊った事を覚えていますが、競い合いの競技の中で唯一みんなで作り上げるものであり、学習発表会と違って全員が参加できるものです

誰でも参加できる!という点が民謡最大の魅力でしょう!

そしてこの店の常連客が雪をプロへの道へと引っ張っていきます。

このプロデューサーが、


慣れ親しんでいたはずの庶民の音楽が、こんなに遠くに行っていると思わなかった。

この事は雪にとっても同じであり、今まで祖父との生活で当たり前のように聞こえていた音楽が急に聞こえなくなることが寂しくあるんだと思います。

それはきっと青森出身の作者も同じ思いを持っていて、だからこそ雪を通していろいろな人に伝えようとしています。

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「ましろのおと」~感想・まとめ

開始当初、何色にも染まってなかった雪に温かく手を差し伸べてくれたのが立樹ユナというキャラでした。

羅川真理茂先生の書く絵が根本的に好きなんですが、自分的NO.1美女です。

色恋関係なく、雪は一途です。

それは女性に対してとかじゃなくて三味線との向き合い方が一途です。

人が生きていく中で、自分は一生これで飯を食っていくといえる人って何人いるんでしょうかね?

色々なジャンルがあるので一人二人ではないと思うけど少数派であるのは確かですよね。

仕事はもちろん、趣味でも一生モノの趣味は見つからない人も多くないと思います。

ましろのおとはマンガですが、雪が挑む壮大な曲(人生)と言っても過言ではないと思います。

人に触れて音に触れて進化し続ける雪の音が是非ともアニメで体感しよう!

したっけね、ばいばい!

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ましろのおと 12巻

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[著]羅川真里茂

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