こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は大今良時先生作「不滅のあなたへ」に登場する
”ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリス”
通称・ボンについてのファン目線としての記事です!
初登場時は縦巻ロールの髪型で奇妙な格好をして、内股歩きで偉ぶった言動の割にはすぐに部下の後ろに隠れたりと、やたらぶっ飛んだ頭のおかしいキャラが出てきたものだと思いました。
ただ、奇妙な言動の中に明らかに”王”や”将”としての片鱗を見せてくる”能ある鷹は爪を隠す”タイプなんです!
そんな大好きなボンシェンの魅力を浅く語っていきたいと思います!
「不滅のあなたへ」~作品詳細
作者:大今良時
出版社:講談社
ジャンル:ファンタジー
発行巻数:既刊17巻(2022年2月現在)
「不滅のあなたへ」~あらすじ
地上に「球」が投げ込まれた。
それは知識を持たず、球から石へ、石からコケへ、コケからオオカミへ、オオカミから人間へと姿を変えていった。
球だったものには「刺激を受けると変化する能力」と「肉体が再生する能力」が備わっていた。
人間に変化したが、何も知らない赤子のような状態で、糞尿は垂れ流し食事もせずに餓死を繰り返しながら初めて人が住む土地へとたどり着く。
新たな土地で出会った様々な人が、不死身のフシと名付け人として生きる知恵を与えていく。そして、その営みの中で人と人の間にある感情を知る。
しかし、謎の存在・ノッカーの襲撃によって大切な人を奪われたことによる悲しみを背負いながらも決して悲観的にならず力強く、永遠の時を生きていく。
ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリス とはどうゆう人物か
”ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリス”
これは本名です。最初は全然覚えられませんでした笑
彼はウラリス王国第1皇子で、兄弟は弟・トルテと妹・ポコア。
若干幼い言動と奇妙な行動が目立つが民衆には人気が高く、週刊ボンシェンなる新聞?雑誌?を自主出版おりそれも人気を博している様子からも皇子として慕われている様子が伺えます。
フシを探していた理由は、その幼い言動から次期国王の座を弟・トルテにすると国王から直々に言われたことが原因で、指名手配となっているフシを捕らえれば国王としてふさわしいと見返すためです。
やっぱり考え方が幼いと言えますね。
そして言動もおかしい。
口にちょび髭、目の下にまで伸びたもみあげ、髪の中から王冠であろう突起、服装は肩パッドに謎の棘をつけてかぼちゃパンツに白タイツ、おまけに内股。
そしてリアクションが大きい。
踊っているかのように大きい。
ボンシェンは明らかにおかしいんですよね!
しかも、パロナの姿をしたフシを捕まえて
「なんでわかった?」
と聞かれた際の答えは
「何となくだ!」
勘なのかな?
さらに一人で話しては勝手に相槌している。
イカレてますね。
きっとアニメ2期が始まった時に、ボンシェン初登場シーンでは彼の言動に拒否反応を示す人が多くいるはずです。
気持ちはわかる。
だがしかし、見続けるうちにあなたはこう思ってしまうはずです。
「いいや、僕はボンシェンが大好きさ」
将としての気質
ボンシェンの中にある”絶対的正義”、能力とは言えないかもしれないけどブレない面です。
奇抜な格好と不思議な言動、一見異常な人物に見えるがボンシェンは他人の言葉をよく聞きます。
偉ぶりはするが決して奢らずに悪い事は悪いと言える”将”としての素質があるんですよね。
本来指名手配をしたベネット教へ引き渡すのが筋ではあるが、フシを捕らえて不死の旅の理由を聞きだすと自分もついていきフシの目的であるノッカー退治を手伝うと言います。
捕らえた人物であるんだが、その相手とも対話をしてどちらの正義が自分にとっての正義なのかを図れるというのは意外にも稀な能力だと思います。
普段ふざけているような雰囲気も見せますが、時折見せる真面目な顔。
そして命令と提案、決して上からではなくて道を指し示すような言葉使いをします。
「フシ、友人や恋人を作れ」
「表情筋を柔らかくしろ」
作中最強の能力持ち
※重大なネタバレ注意
じつはボンシェン、作中最も最強と呼ばれる能力の持ち主。
それは魂となった人間と話ができる能力です。
彼が謎に相槌を打っている理由や、フシがモグラやリガードとなって逃げだしても探し当てられたのはこの能力があるからです。
「不滅のあなたへ」以外の作品でも、肉体は滅びても魂は永遠と描かれるケースが多いですが、この作品も同じです。(魂の事をファイと呼んでいますが)
ボンシェンは、魂となったフシの大切な人たちと対話していた事でパロナの姿をしたフシを探し当てることができています。
さらに魂を見ることができる事で知った事もあります。
フシが死者を復活させられる事ですね。
先ほど言ったように、肉体の死は覆すことはできないけど不死によって生きていた時の肉体を作ってもらえば魂は新たな肉体に定着するという事です。
肉体と魂の事を書くと鋼の錬金術師を思い出します。
ただハガレンは、エドが肉体を作れれても新たな肉体に入る魂は作ることが出来ずに”今現存する精神”を肉体に心理が無理やり生きてる肉体からはがして入れるという設定でしたね。
話が大きく逸れました。
ボンシェンが目の前にいるファイの存在を教えて、フシはファイの入っていない肉体を作り出せば常に不滅の存在が作り出せてしまうという事ですね。
”不滅のあなたへ”の独自設定である”ファイ”を見れる唯一の人物という事です。
この能力がボンシェンとフシの関係性をより強固なものにしていき、物語の要となります。
気高き信念の持ち主
ボンシェンには”人の言葉を正確に捉えて”、かつ”民をより良い道へと導く”王族らしい気高き信念の持ち主です。
最初、フシを捕らえてきたときにベネット教サイリーラがフシの引き渡しを要求してきました。
しかし、ボンシェンは断固として拒否。
自分自身がフシと対話する事で本質的な正義を探り当てようとしています。
そしてフシの目的を聞いて、ノッカーを倒す手伝いをします。
そのためには人間としての倫理観など無視です。
物資確保のために、フシの物を発生させる能力をフル活用しています。
これもハガレンの話になりますが、”無から有は生まれない””等価交換の法則”という者を完全に無視しています。
ハガレンの中で、無から有を生み出す際は人の命を使った”賢者の石”を使用する事のみでしか、無から有は生まれませんでしたが、フシは当たり前のように生み出すんですよね。
ここで本題。
結局ベネット教に捕まったフシ、そしてボンシェン。
ボンシェンはベネット教の異端審問で、フシは何もない所から物質を調達している事を問われています。
しかしボンシェンは
「みんなが幸せになるのが何がいけない事なの?」
宗教は不幸な人がいないと成立しない教えなので、ボンシェンの考え方はベネット教にとっては異端でしかないんですよね。
ベネット教にとってはボンシェンの異端よりも、フシの存在の異常さを正さないと「救いはフシにある」と思われかねないので。
ボンシェンは罪を認めフシを悪魔と認めれば解放すると言われますが最後まで抵抗して、
「いいや、僕はフシが大好きさ」
”気高き信念”を貫いて断首の処刑台へと向かう事となります。
フシには生きる事を進めているのに、ボンシェンには王になるという目的があるのにも関わらずに彼は正しいと思った事を実行できる意思がボンシェンの魅力なんですよね!
最後に
今回はウラリス編までのボンシェンについてです。
コミックス1.5巻分くらいなのですが、まだまだボンシェンについて書けそうなのが底なしの魅力を感じさせます。
第2期、ボンシェンのcvが誰になるか楽しみですね!
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
したっけね!
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