「ましろのおと」最新29巻感想・ネタバレ~若菜が見た暁の景色に涙があふれる!

ましろのおと

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、羅川真理茂先生作「ましろのおと」29巻を読んだ感想を書いていきます!

雪の春暁を聞いて後れを感じた若菜ちゃんは”兄貴辞める宣言”をします。

若菜は、元々地元に残っていたかった人。
その事を改めて知る機会になりました!

そして桜ちゃん、タヌキじゃなくなりました!
痩せたらかなり大人になってしまって、雪は色々戸惑っております。

今回は恋愛パート多めですね。

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「ましろのおと」~作品詳細

作者:羅川真理茂

出版社:講談社

ジャンル:仕事・青春・音楽

発行巻数:既刊29巻(2021年12月現在)

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「ましろのおと」~あらすじ

『同じステージで「春暁」を弾けるまで、兄貴ばやめる』「自分を見つめる」ため、青森に帰還した若菜。

田沼総一の後押しを受け、雪の実父・神木流絃の下で修業を開始。

悩める若菜は、青森で何かを掴めるか――。

一方、若菜の言葉に気持ちが揺れる雪は上京して初めて三味線を鳴らした河原に桜と出かける。

「始まりの地」に戻った雪が、出会ったものとは……澤村兄弟、音のルーツを辿る。

「ましろのおと」~感想

祖に帰る若菜は青森で掴んだ事

STCで”春暁”を形にした雪の成長に憂いを帯びて、若菜は青森へと修行の旅へと出ます。

様々な奏者に教えを請いますが、きっかけは掴めずにいた所で田沼総一から父・神木流絃を紹介されます。

あれだけ毛嫌いしていた流絃に教えを請うという事は、管理人が想像した以上に雪の”春暁”が若菜に刺さる物があったという事ですね。

流絃は若菜を弟子にするにあたって、「三味線は触るな」と言います。

悩んでいる時ってその競技から身を引く事で、客観的に見ることができて良い結果が出たりすることもあります。

2週間神木流絃の元で弟子修行をしているが、思いの外落ち着いた気持ちになっています。

若菜は不自由に自由を覚えるタイプみたいで、流絃から付き人終了を告げられます。

きっと神木流絃は、焦るな振り回されるなという事を伝えたかったのでしょうね!

雪や梅子は外へ外へと結果を求めていくタイプの人間でした。

けど、若菜は”故郷”、松吾郎や八重のように”土台”となる場所にいることが大事だという事に気が付きます!

”春暁”という曲自体も、祖父・松吾郎が長い旅路の果てに何年も何年もかけて作り上げた終の曲ですからね。
松吾郎が名人と言われて海外公演も求められなかったのは故郷て掴んだ幸せを形にしているからでしょ。

”サウイフモノニワタシハナリタイ”

宮沢賢治の”アメニモマケズ”の詩をバックに、暁の景色を眺める若菜。

若菜は、大きな変化のない地道な生活が肌に合っているとわかった瞬間。
雪のように早く大きな変化を求めるのではなく、じっくりコトコト煮込む

若菜とコータは飲みながら、流行りのコンテンツは7年周期で変化していくと言っていました。
7年とは、梅子が若菜の事をメディアに売り出す約束の期間です。

梅子はマーケティングの理論をわかっているからこそ、7年という縛りを設けたのでしょう。

一度爆発的に売れれば、その後もある程度収入は入ってくるはず。
若菜が、地元で地に足のついた生活を望んでいたのを梅子は分かっていたんだと思います。

祖父・松吾郎のような貧乏暮らしをさせないためにも、若菜自身の将来の為に梅子は動いていたのかなって思いますね!

落込む雪

若菜ちゃんから兄貴やめる宣言された雪は落ち込みに落ち込んでます
そんな矢先の桜ちゃん!

雪は桜ちゃんを誘って自分が東京で初めて住んだ所に行きます。

雪が東京に来てしばらく三味線を叩けなかった時に、ようやく音を解放した河川敷
この音を知っていた方に、早くプロになると良いよとアドバイスされます。

まあ世間なんてそんな物だと雪は笑い飛ばしています!

プロデビューしててもみんな知らないもんですからね。
管理人も今年の流行った曲知らないですから、マイナージャンルの流行ものなんてほとんど知りません!

視野が狭くなっては、さらに視野を広げていって新たな発見をするのが雪の成長!

雪の事を”めんどくさいやつ”と言い飛ばしている人がいましたがその通りだと思います!

巨乳な桜

桜ちゃん痩せました!

太っちょの時は、若干おばさんっぽかったんで何とも言いにくかったんですが、頑張ってダイエットして痩せています。

二重アゴはシャープになり、ウエスト部分も引き締まって、しっかりとビフォアフターが描かれています・・・

羅川先生!胸が痩せてません!!
荒川が桜ちゃんを見て、さらに胸をを凝視していましたが胸が痩せてません!

キャラクターの成長を描く作品だけど、こんなに直接的に肉体の成長が描かれると思いませんでした。仰天です笑

そういえば荒川が舞の事が好きみたい、ちょっと意外カップリング!
けど、ロックな曲が好きな所はそっくりだから違和感ないですかね!

恋愛パートがこんな風に動くとは思いませんでした!

最後に

アレクセイ監督の映画が受賞した模様!
今度は若菜が弾いたくノ一カエデのopのフルpvの仕事が
アレクセイ監督、キャラとして引っ張りますね笑

アレクセイ監督が出ると抽象的な話が多くて、難解物語になるんです。
嫌いじゃないけど!笑

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

ましろのおと 29巻

ましろのおと 29巻

[著]羅川真里茂

 

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