こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです
今回は、ヤンジャンで連載中の「推しの子」最新6巻の感想を書いていきます。
一人一人のキャラクターの個性がしっかりとしていて息をつく暇が無かったです!
演技下手なメルトや、あかねの献身性、有馬の意地、そしてルビーの兄に対する感情!
6巻も面白かったです!
「推しの子」~作品詳細
作者:原作・赤坂アカ
作画・横槍メンゴ
出版社:集英社
ジャンル:転生・ミステリー
発行巻数:既刊6巻(2021年11月現在)
「推しの子」~あらすじ
「完全に下手だとナメてた役者がいきなりめちゃくちゃ凄い事 始めたら激アツだろ」
第五章 2.5次元舞台編、いよいよ本番も間近!!
一時は原作者・鮫島アビ子が“全ボツ”にした脚本だったが、アビ子は脚本家・GOAと和解し納得のいく脚本に仕上がった。
しかし、クリエイターが団結した脚本は役者の演技に全投げのトガッた作品に!?
“感情演技”が求められた星野アクアは、アイを巡る自身の深いトラウマと向き合う事になる…。
“赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く!
「推しの子」~感想
感情演技を求められたアクア
今回の舞台で、普段やらない感情演技という事を求められたアクアですがパニック発作をおこしてしまいます。
それはアイを目の前で殺された事によってのトラウマでした。
カウンセリング治療も行っていたようですが、家族に心配をかけさせたくなく完治したフリを家族の前ではしていたようだけど実際は未だに引きずっていたようです。
アイはアクアにとって前世の患者であり、現世の親でもある存在ですからね。
自分の死を身近で感じた挙句に、母とも呼べる存在が亡くなる場面にも立ち会う事は普通ありえませんもんね。
単純に寛解するはずが無い状況ですよね。
彼女である黒川あかねが五反田監督の元へと送ってくれます。
あかねがアクアを介抱しているときに呟いた寝言が、
「アイ」
恋愛リアリティショー編で、アイのプロファイリングをしていたあかねは「アイ」という言葉に反応います。
その時の経験とアクアの言動からアクアの親がアイだと想定しました。
あかねの能力がFBIみたいになってますね笑
けど実際に使われている操作方法だという事が、リアリティがあって面白いんです!
6巻のあかねは知的で優しく母性の塊のような所が出てきて、どんどん魅力が増していきます!
有馬かな推しから黒川アカネ推しに変わってしまいそうです
。
アクアが役者をする理由
管理人は演技の事は全くわからないので役によって様々な演じ分けがあるんだと今回の事で知りました。
五反田監督曰く、アクアの演技は「用意された演技」。
けど、素人目線から考えると準備してきた演技だからそれでも構わないのでは無いかと思うんですけどね。
ただ天才役者と呼ばれるプロ目線のアカネは、アクアの演技の端々が反射神経悪いと言っています。
その演技を見てか、あかねがアクアに役者をやる理由を問い出てきた答えは
「人を殺す事」
アイを殺した人物を探し当てる為に、最終手段としてアクアはそう答えます。
普通引く所ですが、アカネはアクアがアイの子供だとほぼ確証を得ていますからね。
「一緒に殺してあげる」
と答えます。
黒川アカネが、アクアを想う気持ちの覚悟が伺えると共に今回の舞台にかける強い想いも見せてきました。
アカネが求める責務
アカネは本気で有馬かなに勝ちたいと思っています。
その為には、舞台上でも味方で役であるアクアの協力無くしてはありえません。
ビジネス上でも、有馬に負けたら「悔しくて死ぬ」という言葉に感情が揺り動きましたね!
アクアは見た目はクールですが、手段を選ぶ際にはかなり情熱的な面を見せる所が好きですねぇ!
その意を受け取ったアクアは監督に姫川・有馬コンビに勝つ方法を尋ねます。
脚本の意図を理解する上で監督から学びアクアが導き出した、この舞台でぴったりの演技は
「強烈な感情演技」
つまり、普通の感情演技ではなくて強烈なものが必要という事なんでしょうね。
トラウマを克服するのではなく、トラウマを利用する!
アクアは監督とそれを一から作り上げる事となるみたいです。
有馬とアカネの互いの執着
”過去の天才子役・有馬かな、現在の天才役者・黒川あかね”
互いが互いにライバル心を燃やしているのですが、黒川あかねは有馬かなに憧れて役者の道に入りました。
その事を知った有馬は、それはもう烈火の如く弄り倒してます笑
有馬かな、本当にいい性格してます笑
ただ対立するきっかけとなったのはもっと前の子役時代の事。
有馬が少しづつ仕事が減って行った時に行われた出来レースのオーディションがきっかけでした。
あかねはオーディションスタッフが有馬と間違えて出来レースだという事を知ってしまいました。
有馬もその頃仕事が無くなっている事が如実にわかり、腐る一歩手前の状況で、他人をかばう余裕はない様子。。
ちょっと大人の世界を知ってしまった子供時代の有馬は、自分の事を考えるしか出来なかったのは仕方がないですね。
五反田監督はアクアの事を早熟と言っていますが、本当の早熟は有馬かなです。
子供時代から大人の要望・意図を理解して演技ができるなんて信じられません。
管理人なんて未だに上司の言ってることわからないのに笑
その時からあかねにとって有馬かなはより知りたい大きな存在になっていき、そして負けたくない大きな存在へとなっていきました。
そして有馬にとっても同世代から台頭してきた天才役者の事が目の上のたんこぶだとしても不思議じゃありません。
7巻では互いの意地と信念がぶつかり合う激熱展開になりそうで発売が待ちきれません!!!
最後に
6巻では東京ブレイドの本番が始まりました!
東ブレ編は登場人物も多いのがですが、その一人一人にドラマ性を作る事によって有馬とあかねの対立構造のドラマ性をより盛り上げる一端となっている事が凄いです!
さすが赤坂先生、そしてメンゴ先生の画力!
面白すぎますね!!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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