こんにちわ、歴史と漫画大好き。
いのまんです。
今回は萩尾望都先生の「ポーの一族 秘密の花園」2巻の感想述べていきたい思っています。
今回は前シリーズ「ランプトンが語る」に出てきた10枚の肖像画の謎を解明していくシリーズのようです。
永遠の命を持つエドガーだからこそできる、前シリーズ「ランプトンが語る」から約70年前のお話です。
短い感想となっています。
「ポーの一族 秘密の花園」~作品詳細
作者:萩尾望都
出版社:小学館
ジャンル:ファンタジー
「ポーの一族 秘密の花園」~あらすじ
1888年、旅の途中のエドガーとアラン。
秘密の花園の章、完結。新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
「ポーの一族 秘密の花園」~感想
アランが眠りについてアーサー卿の肖像画のモデルとなっているエドガー。
前巻では、アランが寝ている小屋に行こうとしたブラザーの生命を吸ったりしてポーの一族っぽい話でしたが、秘密の花園の2巻はエドガーたちの話ではありませんでした。
2巻の主役は、アーサー卿でした。
アーサー卿とパトリシアという幼馴染の結ばれなかった恋の話が主題で、結ばれなくても心は愛し合っているという脚本が描かれています。
パトリシアが嫁に行く前にアーサーに出した手紙、その手紙はアーサーの手元に届かずにパトリシアは嫁に行きました。
様々なすれ違いがあって結ばれる事の無かった二人ですが、誤解が溶けた末に結ばれる事の無い愛の誓いをしています。
このような叶わない恋のようなものはさすが読ませてくれるものがあります!
後は、結核とだったアーサーをどうやってパンパネラに引き込むのかという所が見どころでしたが・・・
やっぱり年齢的なものもあると思いますが、以前のような世界観を作り出すことはできなかったのかなって言うのが正直な気持ちです。
ポーの一族って、エドガーの少年のような風貌や吸血鬼としての不気味さが重要な部分だと思うのですが、その点のメリハリのような部分が弱かったかなって思います。
ただこう言ってはいるのですが、最も問題なのは読者である管理人自身なのでは無いかとも思ってしまいました。
この作品は時の流れが前後する作品で、その部分を深く理解するにつれて物語の没入感をさらに高めていく類の作品だと思いますね。
繋がりを意識して読めば、また違った感想を抱ける作品でしょうね。
短いですが、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!
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