「軍靴のバルツァー」最新14巻感想~戦争は前の準備が大事!税金上げろ!国債発行しろ!

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こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、中島三千恒先生の「軍靴のバルツァー」の14巻の感想を書いていこうと思います。

13巻~14巻前半は戦争の前準備を行っていましたが、14巻後半からはとうとう戦が始まります。

小難しい政治から、戦局を見極めた戦へと話が変化していくので息をつく暇がありません!

文化の進化と共に戦争の在り方も変化していく!
今回もその変化に目が離せません!

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「軍靴のバルツァー」~作品詳細

作者:中島三千恒

出版社:新潮社

ジャンル:戦争・ファンタジー

発行巻数:既刊14巻(2021年9月現在)


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「軍靴のバルツァー」14巻~あらすじ

祖国ヴァイセンの地を離れ、バーゼルラントで皇太子と共にヴァイセン正統政府に参加をしたバルツァーは、陸軍参謀総長シュタウフェンベルク率いるヴァイセン軍と、その正当性を争うことになる。

しかし、多勢に無勢。劣勢のバルツァーは戦力差を覆すために宣伝戦を繰り広げ、周辺各国を味方につけようと画策しながら強固な防衛線構築を急ぐ。

しかし、宿敵リープクネヒトの協力もあって状況は好転するかに見えたが、敵中にバルツァーをも凌ぐ天才軍略家が現れる!?

元同僚を相手に、バルツァーはどんな策戦を練るのか?

「軍靴のバルツァー」14巻~感想

ヴァイセン国王が暗殺されてその王太子であるフェルディナント公がバーゼルラントにヴァイセン亡命政権を発足します。

バルツァ―はバーゼルラントの陸軍大臣に任命されて、ヴァイセン亡命政権を潰そうとするヴァイセン本国と戦争状態となります。

リープクネヒトの時間稼ぎ

戦争準備のために奔走するバルツァーの元にかつての仇敵・リープクネヒトが時間稼ぎのために援軍に来て、時間稼ぎを行ってます。

リープクネヒトは鉄道網の破壊工作の一手につきますね!

戦争するには物資が無ければ戦争できない!

ライフルがあっても弾薬が無ければただの鉄筒
食べ物が無ければ、兵は働かない

いつの時代にも兵站を軽視した部隊は敗退の道をたどってますもんね!
(旧日本軍みたいにね)

なので、他国に責めなくてはいけないヴァイセン軍の兵站線破壊をリープクネヒトは行って字金瀬儀を行おうという事ですね!

ヴァイセン軍の中に堂々と入っていって鉄道破壊してましたが、堂々としているだけで簡単に中に入れてしまうものですね。

自信満々に言われるとそれが正しいと思って今いますから。

お金が無い!!!

陸軍大臣となったバルツァーが最も頭を抱えた事が戦争にかかる経費でした!

先に言ったように戦争するには想像以上の物資が必要です

そう!お金が必要なんです!

例えば日露戦争で日本がかかった戦費は約1年半の期間のうちで約20億円と言われていますが、その時の日本の歳入は約4億と言われています。

つまり、当時の日本は年間で入る収入分の約5倍のお金を戦費として使用した事になります。

現代でいうと

”嵐が1年半後に解散!”

という話を受けて、年収300万のA子さんが1500万ほどをかけて残りの期間を追っかけするみたいな感じ。

無いお金は捻出するより他ないですからね。

アウグスト殿下は内政面で、フェルディナント公は外政面で戦費調達を図ります。

内政面では所得税を増税し、タバコ、塩などを専売制に砂糖・小麦の使用量に関しても厳しい制限をかけています。

嗜好品ほど税金かけやすいですからね。

日本も10月にタバコの増税ありますが、この〇ロナ下で政府の資金繰り大変なんでしょうね。
今日本は戦時体制へと変化していると思ってます。

ただ、国内で徴収するには限界がありますよね。

”A子さんは、家にある物を売ってお金を調達したけどまだ足りない!”

という事で外国の資本家からの借り入れです。
フェルディナント公がおこなったのは戦時国債の発行です。

日露戦争で当時・日銀副総裁だった高橋是清さんが各国にお願いしていた戦時国債ですね。

ただ、国債は信用に置いて成り立つものなので日VS露の戦争では貸してくれる人が中々見つからなかったですよね。
まあここは僕も本をちょっと読んだ記憶だけなのでうろ覚えなので割愛で。

”時代の最先端を誇る大国ヴァイセン”と”少し前まで王政国家の古臭いバーゼルラント
”では信用度があまるで違いますね。

しかし知り合いの多いフェルディナント公は。あっさりと国債を売りつけてました。
(ジェイコブ・シフのような人が出てきました)

この戦争に置いての経済ってもう少し詳しく読みたかったなって思います。

戦争は戦う事で決着がつきますけど、戦争が始まる前段階から戦争は始まってると言えます。

だからこそバルツァーは時間を求めていたと言えますよね!

最後に

14巻も面白かったです!

ただ”訓令戦術”がわからない。

戦術的に大隊組み込まれているけど、ある程度の自由指揮権がある部隊という事でいいのかな?

15巻発売までの課題ですね、巻末読んで勉強してきます!

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
したっけね!

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