「暁のヨナ」最新36巻感想・ネタバレ~命短し譲るは王位!スウォン、行き当たりばったりな状態になっているよ!

暁のヨナ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、「暁のヨナ」の最新35巻を読んだ感想を書いていきます。

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「暁のヨナ」~作品詳細

作者:草凪みずほ

出版社:白泉社

ジャンル:冒険ファンタジー

発行巻数:既刊36巻(2021年8月現在)

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緋龍城の警備が甘すぎる

スウォンを襲撃に失敗して、牢屋に入れられた南戒のお姫様(寵姫)・メイニャン。
スウォンと同じく緋の一族の子孫で、これまた同じく緋の病に瀕しています。

死にいたる病の私は何をしてもいい、四龍を従えて自分勝手な事をしていいと考えていそうなほどに、

四龍欲しい、雷獣も欲しい。
スウォンが戒帝国手に入れるのに協力する
勝つ為の情報を私は握ってる​から緋龍王の末裔2人で全てを手に入れよう

なんて我儘言っていて、それもスウォン断られているにも拘らず、間髪入れずに色仕掛けを使って脱走しています。

緋龍城の警備チョロすぎです。
国王に無断で近づいた刺客に対して、色仕掛けごときでどうにかなってしまう警備兵を置くなんて人材難なのでは無いかと目を疑いますねぇ。

メイニャンが牢屋を脱走する際に筋トレ中の雷獣・ハクに遭遇して、ハクに脱走の手助けをするように言いますが、ハクは断っています。

ハクの判断が賢明すぎるので、他の方々の考え方が幼稚に見えてしまう。。

結局、一人で脱走しなくてはいけないメイニャンは脱走途中でケガと緋の病が進行したことによって気絶、ユン君によって助けられます。

ユン君に助けられて、匿ってもらっていますが、結局のところなんで脱走しようとしているのかが全然わからないですよね!

緋の病による投げやりな気持ちが直情的な感情となってしまっているかもしれませんが、目的が何なのかがかなり希薄なんです。

南戒の将軍という設定なら、武力以外にももう少し将軍としての資質を見せてくれてもいいのにイマイチ盲目的なお嬢さんです。

命短し譲るは王位

緋の病がかなり侵攻しているスウォンとメイニャン。

頭痛がかなりするようなので、判断力が低下するのでしょうかね?

スウォンが自分の命が長くないと悟っている為か、黄龍・ゼノに王位に興味が無いかを尋ねています。

王位が安すぎませんかね。。?

しかもダメ元で尋ねてみたって言ってますが、これはかなり焦っているご様子ですよね。

いくら四龍の内の一人で死なない体を持ち、部族の縛りがなく自由な発想を持ったものが良いとは言っても、さすがに王族の血が入っていない者を王位に就かせるのは無理があり過ぎです。

まあ死なないゼノが王位に就いても、王位を争う火種が消えるとも思いませんからね。
権力の欲しい誰かが、絶対に王の座をかけて争うに決まってますよ。

本編にこの話必要だったのかな?

しかも絶対秘密にしなければいけない緋の病についてもユン君が知ってしまい王宮医官の助手になります。

今までは街中や雑踏の中で情報の漏洩が起こっていたので気になりませんでしたが、さすがに宮中で最重要機密が漏れるとか・・・

そしてスウォンは自分が死ぬ前に、南戒国を攻略して高華国の安寧を図ろうとしています。

・・・無理だ、無理があります!
スウォンの命があとどれくらいあるかはわかりませんが、大国である南戒を落として国の安寧を図るのに早期決着させますと言うのは無謀としか言えないですね。

時間が無いと連呼しているスウォンですが、焦りから判断を誤っているとしか思えませんね。

ケイシュク参謀、もうちょっと仕事してくださいwww

背中が甘いぞ、グンテ将軍!!

南戒との戦争が近いです。

地の部族の領地で南戒の国境沿いで、小競り合いが始まっており頻繁に兵士が出入りしている模様。

国境沿いの村を血の部族長で高華国5部族の将軍の一人、グンテ将軍自ら警備しているときに南戒から兵士がやってきます。

国境に入ってきた兵士は、グンテ将軍率いる部隊が難なく退けますが伏兵の出現によって子供をかばってグンテ将軍が背中に弓を受け重症化します。

・・・高華国5部族の将軍、血の部族長、武力としてもトップクラス、何よりも人望が厚くて人気者。

そんな人が大国との戦を前に重症となるとか。。

その場は、緋の病を治すために薬を探しに来ていた雷獣・ハクとユン君によって退けますが、グンテ将軍の負傷は大きすぎます。

この大事な時期に国境警備をして負傷する指揮官とか、勇壮を通り越して無能かと思ってしまいますね。

指揮官が一番しなくてはいけないのは、部隊の士気を上げる事。
統率を取れればなお良しで、個人の武力は2の次です(武力に関しては時代に寄りますが)。

指揮官が負傷したらダメでしょ~。。

グンテ将軍はいつも脇が甘いと思いますね。。

きっと、地の部族の部隊はハクが指揮をすることになるので問題ないんでしょうけどね。

退場のさせ方がちょっと荒いですよ~。

最後に

ヨナの父で、前王・イルが兄に変わって王になった経緯からちょっと物語に無理が生じてきていますよね。

緋の病必要あったかな?
スウォンがイル王にとって代わる必要あったかな?

なんて思ってしまいます。

緋の病による命の制限が物語に大きな障壁となってしまっているので、ぜひ治す手立てを考えてほしいものですね。

復讐者には死を、なんて安直な結末は辞めてほしいですよね。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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暁のヨナ 36

暁のヨナ 36

[著]草凪みずほ

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