超ドストレートな王道青春漫画が眩しすぎる『アオのハコ』1巻感想~

アオのハコ

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、少年ジャンプの新連載「アオのハコ」の最新1巻を読んだので感想を書いていきます。

この漫画は良い意味でジャンプ漫画らしくないです!

少年漫画のラブコメってラッキースケベが当たり前のようになっているのですが、作者が女性なのもあるのかそうゆう要素が無いのが自然なのがいいですね!

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「アオのハコ」~作品詳細

作者:三浦糀

出版社:集英社

ジャンル:学園青春

発行巻数:既刊1巻(2021年8月現在)

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「アオのハコ」~あらすじ

バドミントン部に所属する猪股大喜は、女子バスケ部の先輩・鹿野千夏に恋をしていた。

自主練を真摯に取り組む姿に心惹かれていたが、思いもよらぬ事実が発覚し…!?

道のりは遠く、想いは近く。

青春ラブストーリーが始まる。

「アオのハコ」~登場人物

猪股大喜(いのまたたいき)

スポーツ強豪校である中高一貫の栄明学園に通う今年高校一年生の男の子。

バドミントン部に所属して実力的にはまあまあそこそこ、性格は一途に突っ走るタイプ。

インターハイを目指す鹿野千夏先輩に惚れて、先輩に釣り合う人間になるようにインターハイを目指していく!

少年漫画としても少女漫画としても100点満点な主人公!

鹿野千夏(かのちなつ)

たいきの同じ学校通う、一つ年上の高校2年。

IHを目指せるほどの実力の持ち主で雑誌の取材を受けるほどに有名な選手。
童顔で可愛いキャラデザだが、大会後に涙ぐみながら練習を重ねるほどに熱血な一面を持ち合わせている。

親が転勤で海外へと行く事になりそうだったが、インターハイ出場の目標を胸に日本に留まる事を決意。

「意志の強さ」を感じられるThe・ヒロイン!

ドストレートな王道青春漫画

中高一貫のスポーツ強豪高・栄明学園でのスポーツ青春漫画ですが、昨今では珍しいほどにストレートな内容の青春漫画です。

特にジャンプ漫画ではラブコメにばかりなってしまう傾向にあると思うんですが、過剰なラッキースケベやエロは無くてその年代が想像するような妄想程度に抑えられています。

主人公である猪股大喜は、中学でバドミントン部を引退後は高校のバド部の練習に取り組んでいました。

その高校の朝練で毎回先に練習しているのがバスケ部で一つ学年が上の鹿野千夏です。

朝練を通じて顔見知りとなり、大喜は千夏に好意を寄せます。

しかし、千夏は親の都合で海外に引っ越すという話を聞きます。

海外へと行ってしまいそうな千夏に対して、「インターハイに行ってください」と引き留めた大喜の言葉もあってか千夏は転校を取りやめて一人日本に残る事になります。

そして一人日本に残った千夏が居候するのは、親同士が元チームメイトで交流のあった猪股家でした。

思わぬところから好きな人との同居生活の始まりです!

とまあ、日本に残るまでは良いとしてスポーツ強豪校なら寮ぐらい完備されているんじゃないかというツッコミもありそうですね笑

主人公の言葉が一つのきっかけとなって、一人日本に残ってインターハイを目指す!
そして、一緒に住む女の子は自分の好きな女の子!

ベタではありますが、掴みは完璧に捉えた第一話でした!

目標の共有、俺もインターハイに出場する!

ヒロイン・鹿野千夏はインターハイ出場を目標にして、それも現実的な目標に掲げています。

しかも、エース格でありながら誰よりも早くに来て朝練を重ねる頑張り屋さん!
頑張る姿や必死な姿は男女問わずに推せるものですが、千夏はめちゃくちゃ推せるヒロイン!

そしてこのヒロインが推せる一番の理由は彼氏を作らないであろうストイックさ!

これは大喜論ではあるけれど、家族についていかずに一人日本に残った千夏にとって今やらなければいけない事は

「インターハイ出場」

この目標に向かっている最中に恋愛をするといったよそ見は出来ないであろうという事。

まあれないが邪魔になるかどうかは人によるとは思いますが、目標に据えた事に対して一途な所はやっぱり推せるし応援できます。

そしてそう思った大喜は、自分もバドミントンで「インターハイ出場」を目指す!と宣言します。

そうじゃないと先輩に釣り合う人間になれないと言っています。

「好きになれば関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、世の中にはやっぱり釣り合う釣り合わないというのはあります。

もちろん。結果として釣り合っていないという事もありますが、今回大喜が言っているのは過程なんですよね。

先輩はおそらく引退まで恋人は作らなかったとしても、今まで一生懸命バスケに取り組んでいた千夏がのほほんと暮らしていた大喜に好きになるって現実的に考えにくいです。

それよりも、競技は違えど「インターハイ出場」という同じ目標を設定にして、本気で一緒に取り組む方が気持ち的にもシンクロして好意を持たれる可能性が高いよ!という事ですね。

脈絡のないときめきよりも現実的に好きになる可能性がある方法が描かれていますね。
こうゆう面は女性作家さんだなって感じますね!

最後に

多分、この漫画は10年前ならジャンプでは連載されなかったでしょうね。

やっぱり何となくマガジンっぽい作風、強いて言えば少女漫画に近い作風ですもんね。

今までのジャンプ恋愛漫画の要素

  • ファンタジー
  • 複数人との恋愛
  • エロ要素

ここから脱却する新しいジャンプ恋愛漫画を期待しています!

最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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アオのハコ 1

アオのハコ 1

[著者]三浦糀

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