こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、ヤングアニマルで連載中の「平穏世代の韋駄天達」の5巻を読んだ感想を書いていきます。
賛否両論あるアニメですが、アニメ映えする絵だなぁと思いながら管理人は楽しんで見ています。
では感想書いていきますね!
「平穏世代の韋駄天達」~作品詳細
作者:原作・天原
作画・クール教信者
出版社:白泉社(ヤングアニマル)
ジャンル:バトル・ファンタジー
発行巻数:既刊5巻(2021年7月現在)
「平穏世代の韋駄天達」~前巻あらすじ
イースリイは捕らえた魔族のピサラを洗脳して韋駄天側に引き込むことに成功している。
またプロンテアさんが倒した海軍大将・ネプトと少年兵コリーも同じく韋駄天側に引き込みます。
一方魔族側で魔王と呼ばれている存在・オーバミ博士の正体は、魔族の祈りから発生した韋駄天だという事も推測されてた。
そしてプロンテアさんから修行を受けるハヤト、ハヤトの弱点である致命的な攻撃力の低さを改善させるために韋駄天達が普段から使用する体重の増減を覚えさせようとした。
しかし、ハヤトは根本的に体重が軽いままで攻撃するという韋駄天としての基礎中の基礎もできていなかった。
宗教国家・サラバエル
名前だけは何度か出てきている宗教国家・サラバエル。
宗教としての信仰は、800年前に魔族に侵攻されている人間を避難させるためのシェルターをリン達韋駄天が作った土地を崇拝したことが宗教としての始まっています。
そしてその土地をプロンテアさんが人の住める土地にした事から、国家として成立しました。
国として成立したのは100年前と若い国なのですが、ゾブル帝国・ホタエナ・サラバエルの3大国家と呼ばれるほどに急成長を遂げている国です。
イースリイとしては、ゾブル帝国を潰した後に残った2国が戦争状態になるのだけは避けなければならないのでその注意にをしに行く感じです。
ポーラを連れて。
(ちなみにホタエナ側からは戦争を仕掛けません、トップがイースリイだから)
ポーラの容姿は女神見たいですが、さらに韋駄天の能力で背中に羽を背負って「神様」だと言い登場します。
神秘的過ぎて可愛い。
サラバエルのトップ3代目サギィシー神父は初めポーラが神だと信じませんが、拳銃の弾を素手でつかんだ事で神の使いだと理解します。
おかしいと思いますよね?笑
羽が生えた宙から降りてきたポーラよりも、拳銃の弾を素手でつかむ姿を見て神だと信じる笑
ちなみに宗教国家・サラバエルは、宗教を出汁に信者からお金を貪り取っているような極悪国家。
詐欺まがいの事をして成長を遂げた国なんです。
そんな国だから天使の羽よりも、実弾を止める現実性の方に信仰心を抱いたという事ですよね!
この国の在り方は、人を騙してお金を取り権力者の懐が肥えていくといった日本の政治家の様に普通の人ならば怒り狂うような事をしているんですが、イースリイはこれをべた褒めしています。
韋駄天側としては、権力トップも貧民も変わらず人間であって何をしてても咎めるつまりは無いんですよね。
究極的に言えばゾブル帝国を潰した後に、ホタエナ・サラバエルの2カ国で戦争を起こして人間が壊滅するのだけを避けられればいい。
ずっと言っている事ですが、人間の倫理観で悪いと思っている事は関係ないという事ですね。
既得権益者ばかりが優遇されている事に対して鉄槌が下りない事への”風刺”と呼べる内容ですね!
”この世に神はいない!”
魔族殲滅作戦開始
サラバエルを制した事によって韋駄天達はゾブル帝国へ魔族殲滅戦を開始します。
ちなみに個々の能力から言えば、圧倒的に韋駄天達の方が能力は上なのでただ殲滅するには問題ないのですが、魔族殲滅後の統治も考慮しての戦闘となります。
脳筋のハヤト・リンをゾブル本国に送り、プロンテアさんは遠巻きから統治のために必要な人物を探し出す作戦。
この戦闘でもリンさんの圧倒的戦闘能力は描かれているのですが、思った以上に
馬鹿
ハヤトの事を脳筋と呼べないくらいにリンさんはバカでした。
真正面からの攻撃はいなせるけど少し工夫の凝らした攻撃はうけてしまう。
800年前は、魔獣型の魔族しかいなくて昆虫並みの知能しかなかったから直線的戦闘で良かったのだけど人型魔族として戦略を駆使してくる相手とは対峙したことが無いから対応できないという事ですね。
韋駄天は概念的存在なので成長という物が無いですが、更新を止めるとここまで無知となるんですね。
負ける事は無いと思いますが、面白みがないですね・・・
魔族側にドラマあり
自分は判官贔屓なので、負けてしまいそうな方に感情移入してしまうんですよね。
これから韋駄天達に滅ぼされるであろう魔族側。
王女(魔族)は自分の子供たち(魔族)に逃げるように言います。
また、韋駄天達の能力解析をしていた調教師・エマも解析を進めていけばいくほどに勝ち目がない事を悟り、帝国からの脱出を図ります。
結局、負け戦だとわかってしまった者から逃亡していくのは世の中の審理であって、人間ベースの魔族が魔獣時代に持ち合わせてはいなかった能力のようなものですね。
親子のドラマや、ナースと乳母を連れ出して逃げる魔族を見ていると滅ぼされる恐怖感と種族存亡にかけての想いを感じられます。
韋駄天達の神としての在り方に面白みを感じられないので、魔族側が魅力的に映りますね。
無差別な行為をしないように更生させれば殲滅させる必要はないよね!
最後に
アニメ1話のラストシーンに出てきたシスターさんが、5巻にも出てきます。
牢屋に監禁されている所をハヤトに助けてもらえそうですね。
倫理の象徴として、なんだかんだ登場するのでは無いかなって期待しています。
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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