こんにちわ、羅川真理茂ファン歴25年。
いのまんです。
今回は、羅川真理茂先生の「ましろのおと」19巻の感想を書いていきます。
19巻は恋愛面でも心理描写としてもエンタメ作品としても、「ましろのおと」ベスト巻だと思います。
何回読んでも面白い!
※最後にポイントを箇条書きしています。お急ぎの方はそちらをどうぞ。
「ましろのおと」~作品詳細
作者:羅川真理茂
出版社:講談社
ジャンル:仕事・青春・音楽
前巻あらすじ
ユニットの音のずれを大河に相談する金城。
大河は、STCとしての曲のイメージのずれや音色という問題なのではないかという、根本的な理由だった。
そんな時に、タケト率いる人気アマチュアバンド”ピンク・パンク・ガジェット”の前座のオファーが入る。
音響設備の危機トラブルがあったが、その代わりいつも以上に3人の音を合わせるという意識が働き最高の形で前座を勤め上げた。
一つ一つ音を積み上げている間に、若菜は一気に覚醒を果たして梅子の力も相まってレコード大賞を受賞する。
若菜の音が遠くなることに寂しさを感じる雪。
そしてSTCは次のライブ地を福岡に移すのだった。
モギュ事件で大バズリ
ピンガジェの前座ライブでプチバズを見せたSTCは福岡にライブの拠点を移動します。
すると、福岡のローカル局からローカル番組の「とりたてモギュ」という3分程度のコーナーへの出演オファーが入ります。
しかも、そのリポーターは立樹ユナさん。
雪の知り合いでもあることから安心していたSTC諸君ですが
「馴れ合いはしません」と冷たく言い放たれます。
しかしその直後に、「でも特別感は出しちゃうかも」「安心してお姉さんが守ります!」
ユナさんのインパクトは最高です。もう騙されたい!
番組ではSTCの紹介をして、最後にメンバーの今後の目標を聞きますが、ここで事件が。。
荒川潮が何か爪痕を残そうとして大きな声を出した事でユナがびっくりしてバランスを崩します。
それを支えようとした雪が・・・
羨まし・・・けしからんです!この後、土下座で誤ったそうです笑
ユナと雪の関係は?
福岡に数日滞在していたが、雪は中々ユナに連絡を取りませんでした。むしろ忘れていました。
今は三味線の事に集中したいと夢中になっていたことが原因です。
滞在最終日にやっと連絡を取り、ライブ後の打ち上げに参加してもらいます。
ユナと会うのが億劫で身構えてた雪、逆にユナは人との距離感を掴むのが下手で雪にガツガツ行きすぎていたと思っていたユナ。
お互いに距離感がわからないかったんですね。
雪がユナに連絡しなかったのは、キレイすぎて近づいたら行けない人。
曲と演奏に刺激を与えてくれるミューズのような存在でした。
ユナは雪のファン1号としてときめいていたい、永遠の友達以上恋人未満でいようね!と宣言されてしまいます。
・・・それでいいのか?雪?笑
けど今は三味線に集中してほしいという気持ちも読者として思うので、この関係性がベストだと思いますね。
東北、青森へ
新たな音の成長と可能性を掴んで、一行は東北方面へとツアーの地を移動していきます。
そして青森で、やっと舞と合流をします。
舞は3人が作り上げた音に自分が入っていないことに焦りを感じますが、その気持ちって誰もがわかる気持ちですよね。
本来だったら自分もいるはずなのに、自分が入る前に階段を上がってしまっているのですから。
まあ、それは仕方のないこと。
舞は自分で、「私がいないうちに形を作っておいて」と言ったのだから、ほかのメンバーは舞の言ったことを忠実に実行しただけですね。
そして、舞を含めての初ライブ。
ここで「秋田音頭」という民謡を最初の曲に持ってきます。
この曲がとても面白いです。
替え歌でメンバーの自己紹介します。
雪は「あっちにふらふら、こっちにふらふら、無自覚色男」と言ってますが、ここまで読んだ人達ならその歌詞の意味がよくわかりますよね笑
色々な方が歌っていますが、ドリフターズの「秋田音頭」がとても面白いので聞いてみてください。
めっちゃ笑えます!
雪は実家に帰る
STCのメンバーは田沼家に泊まりますが、雪は実家があるのでそっちに帰ります。
というよりも雪は田沼家と関わりたくないから当たり前でしょう。
金城さんと雪は実家に帰り、金城が少し休んでいると雪はその間に自分の即興曲を肉付けしています。
雪は金城さんにはっきりとSTCでの活動は祖父・松悟郎が”春暁”を長い年月をかけて作ったように、自分も長い年月をかけて自分自身の即興曲を作るための礎にしていくと言っています。
金城さんは雪にそれが君の「欲」なんだなって納得します。
しかもそれが表面化されるのは、雪に誰もが分かつ「才能」を持っているから。
そう、僕だったら言われません。僕の欲望には誰も興味が無いから。
例えば、芸能人の不倫問題があれだけ騒がれるのはその当事者たちの「欲」が良くも悪くも眩しいから騒ぎたくなるんですよね。
だから、雪の行動を「欲」という言葉でまとめてしまうんでしょう。
「ましろのおと」~19巻ポイント
- 福岡にライブ拠点を移したSTCメンバー
- ユナがリポートする番組に出演、雪がユナの胸を揉むシーンがTVに流れる
- SNSで拡散され、桜ちゃんの耳にも入る
- この事件関係なく、ユナと連絡が取りにくい雪はユナの事を触れてはいけないミューズだと思っている
- 恋愛関係はなく、兄弟のような関係性になる
- STCメンバーは、「高田瞽女ミュージアム」によって祖に帰る
- 青森につき、舞と合流する
- 雪以外は田沼家に泊まり、神木流絃より指導してもらう
- 神木流絃、STCの前座で松悟郎のじょんがら節と神木流絃としてのじょんがら節を弾く
最後に
雪達は新潟で「高田瞽女ミュージアム」によります。
女性たちで混成された盲目の門付け一座の事ですが、雪が高校の時に大俵師匠に言われた「先人たちの想いを忘れないでくれ」という言葉を実行していることなんですよね。
雪だけではなく、自分も読者としてもそのような方々がいたことを忘れないでいようと思います!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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