こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、羅川真理茂先生の「ましろのおと」17巻の感想を書いていきます。
※最後にポイントを箇条書きしています。お急ぎの方はそちらをどうぞ。
「ましろのおと」~作品詳細
作者:羅川真理茂
出版社:講談社
ジャンル:仕事・青春・音楽
前巻あらすじ
梅子の母・八重と松吾郎との出会いの回想、母・八重が貧乏を我慢すると言った事で梅子も貧乏を我慢しなくてはならなくなった。
梅子はお金の為とは言うものの、松吾郎の音を世間に知ってほしいという想いがあった。
今までは雪に松吾郎の音を継いでほしいと過剰な対応をしていたが、それは若菜に移り拉致されてしまう。
そしてアルバムデビューを果たす若菜。
一方雪は、店に来る金城からスカウトされるが断固拒否をする。
しかし、梶・荒川との路上ライブで音の可能性を感じて金城の事務所を見学に行くと、そこには田沼舞がいた。
舞にも声をかけていた金城
一足先にデビューした若菜だが、雪は雪でユニットを組む事に少しづつ前向きになっている模様。
金城の事務所へ行ってみると、なぜかそこには田沼舞がいます。
金城さんは、雪を動かすために梶・荒川のみでなく、舞までも誘って動かそうとしていました。
手あたり次第にも程がありますね笑
それでも、三味線甲子園で名をはせた者たちとのユニットですから読者としてはジャ〇プ漫画みたいで気持ちいいです!
舞は兄・総一や神木清流が所属する事務所にも声をかけられたみたいだけど、”神木清流の妹弟子””田沼総一の妹”で売り出そうとする事務所に嫌悪感丸出しでこの事務所の話を聞きに来たという事です。
表向きは。
けど実際は、雪がいた事が大きいでしょう。
舞の雪への執着は始めは敵心でしたが、話が進むにつれて雪の音に魅了されているのがよくわかりましたから。
そして、~~の妹なんて舞が受け入れるわけないです。
大体にして、この謳い文句が通用するわけが無く、タイアップさせられてた本人が傷つくのが世の常ですからね。
舞には”田沼舞の兄”として、総一を担ぎ上げられるほどになってほしいです!
最終的には、舞の一言でユニット結成が決まりました。
そして後日アルバム用の曲を録音して、”スクエアザサークル”不可能を可能にすると言う意味のユニット名でCDデビューとなった。
流されるままに流されて手応えが掴めず、感情が追いつかない雪。
おそらく、このユニットのゴールというか目的がちぐはぐに感じているという事が雪が感じるモヤモヤ何でしょう。
ただ、この「ゴールが無い」って社会に出たら結構この状態に陥るんですよね。
雪が目的意識を求める事に強く同感しますね。
女将の言葉は何人も送り出してきた深みがある
舞が高校を卒業するまでは3人で活動することになっているSTC。
STC、初ライブはそれはお粗末な出来で、舞が言う「形にしておいて」と言われていたが程遠い出来でした。
ましてや、自分たちのアルバムを聞いて感じた事は「弾けるだけの集団」で個性が感じられない演奏と、課題も浮き彫りとなっていた。
金城はボロボロ覚悟のライブツアーをしてみないかと提案をします。
ツアー参戦するには「竹の華」を休むという事。
3人は女将に1ヶ月休ませて貰えるようにお願いをします。
雪は自分の可能性が知らない世界で試したくなったと女将に話します。
女将は「松吾郎の音を沢山の人に聞いて欲しかった」という願いと共に見守ってあげたいと言う気持ちを雪を含めた3人に伝えます。
そして時間がある限り、ここで腕を磨き、忙しくなってもたまにここに来て演奏して欲しいと言う親心がこもった激励の言葉を送ります。
松吾郎と同世代の女将ですが、松吾郎の音を聞いたのは半世紀以上前でお店もその頃からありました。
その間に色々な奏者がいて、入る者出て行く者と経験してきたのでしょう。
何十年もの奏者とのかかわりの中で、「三味線で食っていく」とはっきりと告げた雪の事を女将は可愛くって仕方なかったんでしょうね。
新たな旅立ちを感じさせられる女将の感動的な言葉でした。
桜とユナの遭遇
ある日、たぬきち食堂の目の前に立樹ユナが現れます。
その様子を桜ちゃんが発見して、声を掛けますが、ユナは友人の結婚式を利用して会いに来たがツアー中だったのを知らなかったとの事でした。
ユナと手紙でやり取りをしている雪ですが、ツアーが始まると受け取りが遅れてしまってすれ違ってしまいます。
桜ちゃんは、雪の部屋に貼ってあるユナさんだと気がついて、自分の胸を比べています。
雪は巨乳好きだと思われていたのでしょうか?笑
家を訪ねてくれた事をした雪はユナに電話をすると、ユナは「結婚式がついでで、雪に会いに行った」と言われます。
こんなこと言われたら、10人中9人は落ちると思います。
ユナさんはマジ天使です!
福岡で会う約束をしているので、ユナは又出てくるでしょうが、恋人関係になるのか?はたまた友人関係のままなのか?
最後に
女性キャラがまとまってきました。
大家の娘・桜ちゃん、雪の恩人・立樹ユナさん、そして田沼舞。
ここに一度告白されている前田朱利や、唄付けをした沙上麻仁も加わって彩を見せる雪の周りですが、果たして色恋沙汰に進展はあるのでしょうか?
ひとまず、ユナさんとは福岡で何かあるはずなので気になるところですね!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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