「ましろのおと」6巻感想・ネタバレ~雪の出生の秘密が明かされる、団体戦終了

ましろのおと

こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。

今回は、羅川真理茂先生の「ましろのおと」6巻の感想を書いていきます。

※最後にポイントを箇条書きしています。お急ぎの方はそちらをどうぞ。

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「ましろのおと」~作品詳細

作者:羅川真理茂

出版社:講談社

ジャンル:仕事・青春・音楽

前巻あらすじ

遂に開幕した津軽三味線甲子園「松吾郎杯」!

雪が個人戦に出る事を知り、田沼舞も飛び入り参加をしようとするが梅子に断られます。
そして総一は雪と出会い、勝手に友達になりました。

団体戦には、統制のとれた演奏を身上とする梶貴臣や、個人技が目立つ荒川潮が活躍していた。

一方、本番を直前に迎えた愛好会メンバーは各々気持ちの整理をつけていたが、いつも強気の結衣だけがナーバスなままだった。

結衣は自分が思っている、演奏外の不安も告げる事で気持ちの整理をつけるのだった。

本番直前にモチベーションを調整できたメンバー。

優勝したいという想いを胸に本番が始まろうとしていた。

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「ましろのおと」~6巻あらすじ

開幕した、津軽三味線甲子園「松吾郎(まつごろう)杯」。

初日の団体戦に燃える雪(せつ)たち梅園(うめぞの)学園の面々だが、その目の前で梶貴臣(かじ・たかおみ)が率いる大阪、荒川潮(あらかわ・うしお)の福岡、そして青森の田沼舞(たぬま・まい)たちのチームが苛烈な演奏を見せ付ける。

皆が不安や緊張を覚える中、雪は静かにゆっくりと気持ちを高めていた。「やる気はピークさ達してる」その雪の言葉に勇気付けられ、梅園学園は遂に団体戦のステージで躍動する!

梅園学園津軽三味線愛好会、最高の演奏

初めての大会の舞台だが、やはり雪は落ち着いていました。

どんな玄人でも出だしは難しいですがその難しい出だしを雪のフォローもあり切り抜けると、海人は雪に言われたとおりに清流の三味線を会場いっぱいに鳴かせます。

いのまんは吹奏楽アンサンブルコンクールの全道大会でヴィブラフォンを担当しましたが、演奏開始のソロでppの音を空振りした経験があります。
出だしはそれぐらい緊張するものです。

そして中盤、雷ちゃんは津軽三味線の力強い演奏では無く細竿の技術を生かした長唄の手を入れてきて浄瑠璃の専門家を唸らす演奏を披露します。

朱利・結衣は緊張しながらもミスなくしっかりと弾き上げていきます。

雪は、「みんなに合わせる」といった事をしっかりと実践して他の4人が弾きやすいように普段の2倍速の手で返しの音をフォローしています。

オーケストラや吹奏楽では指揮者がいるので、音に合わせるのではなく、指揮棒に合わせての演奏となりますが、指揮者のいない場合の演奏はメンバーの音に合わせなくてはいけません。
その音の返しがホールの大きさで遅れて聞こえてきてしまい、テンポのずれが起こってしまったりするんですよね。

そのため、雪はみんなよりも多くの音を入れてリズムを作る演奏をしていたという事です。

そして、残り時間もわずかな所でそれまで影に回っていた雪が表に出て演奏を終了させます。

観客から大きな声援が飛び交い、現時点での最高の演奏を披露できました。

その演奏を聞いた田沼舞の嫉妬し、梶孝臣の感激し、荒川潮の戦線布告してくると言った三者三様の感想を述べられます。

特に舞にとっては衝撃邸な演奏だったようで、激しい嫉妬の念は苦しくとても苦しい物だったよう。

舞と同じ気持ちを、雪が味わう事が来るのだろうか?

全ての団体終わり、結果発表

6位までが入賞の中で、梅園学園は3位だった。

最高の演奏ができたと思っていたメンバーたちに、3位と言う結果に落胆してしまったが、観客を一番沸かせた演奏として審査員特別賞を受賞することができた。

また荒川潮率いる福岡チームは5位、4位の〇KB風の学校に負けるという結果に「信じられん!」と叫んでいます。個人戦もあるので頑張れ。。

そして2位は田沼舞率いる青森チーム、1位が梶貴臣率いる大阪チームで団体戦は終結した。

点数は1~3位までが、一点差での順位で大接戦での結末となった。

しかし各大会入賞常連のメンバーで挑んだ舞は、2位との結果となってしまいます。

舞はこれまで演奏をすることよりも雪と競い合う事ばかりに捉われていて、兄・総一曰く耳の痛く優しくない演奏だったと言われてました。

完全に気合の空回りですね。

個人戦の無い舞は、悔しさも嫉妬も残る大会となってしまいました。

大会2日目、神木師範・神木流絃が観戦に現れる

日を跨いだ大会2日目に、個人戦が行われます。
(2日目は桜ちゃんもお弁当のおにぎりを持って観戦)

大会2日目には、総一・舞の父親である田沼源造が来ています。

田沼源造は40代前半で神木流師範・神木流絃を襲名した、緒方耕助の師匠に当たるすごい人物です。

普通の大会には観戦に来ないという父・源造がなぜ来たのか?

それはあっさりと源造の口から明かされます。

「息子の演奏を聞きに来たから」

ただ、その息子とは総一の事ではありません。

雪の事です。

総一と舞は、養子として迎えた子供で、本当の息子は雪だという事が簡単に判明しました。

その事は雪も知っていて、大会会場で接触しますが、すぐに若菜が間に入ります。

実は親たちによって、雪争奪戦が繰り広げられています。

16歳まで祖父・松吾郎の音で成長した雪、三味線の腕前も申し分ない。

”松吾郎”の音を世の中に出したい梅子。

”松吾郎”の音を手元に置きたい源造。

雪の中にある”松吾郎の音”をこの二人が雪を奪い合っていて、雪も何となくその事がわかっているようです。

そう考えると雪が気まぐれに演奏してきたのは、松吾郎の音と雪の音を本能的に求められている音をだしてきたんだなって考えられます。

不安定な演奏になってしまう環境は、親です。

梅子と源造の争奪戦、梅子と田沼母の対立、渦中のいる雪。

この状況下で若菜は「みんなしんどいべな」とつぶやきます。

けど、その間に挟まれる若菜の存在も十分にしんどい立ち位置だなって思いますけどね。。

最後に

雪の父親が登場です。

梅子と源造の子供という事だが、松吾郎に育てられたという複雑な感じですね。

しかし、若菜ちゃんの事は何も語られていないため、源造の子供ではなさそう。

雪の親子関係は「ましろのおと」の中でもかなり重要なポイントとなってきそうです。

ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!

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ましろのおと 6巻

ましろのおと 6巻

[著]羅川真里茂

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