こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、「ましろのおと」に登場する雪と若菜の母親・澤村梅子について書いていこうと思います。
担当声優は本田貴子さん。
ミラ・ジョヴォヴィッチの吹き替えを担当している方だから迫力あって最高です!
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梅子という生き物
アニメ第1話の終わり間際にいきなり部屋のドアをぶっ壊して登場した銀髪のっド派手な女性。
あれは、梅子と生き物!
雪の兄である若菜曰く、梅子は母親ではなく梅子と言う生き物だそうですが、そういわれる所以は「ましろのおと」作中のいたるところに転がっているので掘り下げていきます!
澤村梅子、年齢不詳(おそらく40歳にはなっていない)。
現在破竹の勢いで伸びている株式会社梅丸の社長であり、自社のTVCMにも出演するほどの美貌を持っている。
屈強な外人をSPに付けて、前触れもなく雪や若菜の前に登場する破天荒な母親です。
その破天荒さは、
- 月100万円の生活費
- 若菜+雪を拘束して、女王様プレイを始める
- マンションのドアを壊す(ドアの1枚や100枚、すぐに弁償するらしい)
- 商店街のど真ん中で雪の伴奏で唄い始める(めちゃウマ)
- タレントを差し置いて自分が美容のCMに出演する
- 松吾郎の記念碑を建てろという(約5メートルくらい、そのお金も渡している)
- 雪が高校入学とほぼ同時に、自社スポンサーで高校三味線大会を開催する
- 雪の修行先に行って、店が営業中にも関らず雪に説教をする
- 雪の監視部隊がいる
- ストレスがたまるとスカイダイビングでストレス発散をする
etretr・・・
中々にファンキーなお母さんでしょwww
しかも強烈な個性なのに全力で若菜や雪を愛情を示してきますからね、中々いない母親キャラです。
梅子の目的は何なのか!?※ネタバレ有
さて、そんな破天荒な母・梅子の行動ですが彼女の目的は一体なんでしょう?
それは、父・松吾郎の音を世の中に出すことでしょう!
彼女が執着していたのは、松吾郎と言う不世出の三味線奏者の音を世の中に出すことです。
松吾郎は、世の中に出ていれば確実に三味線で食べていけるほどの腕前があったのにそれを仕事にしなかったことで梅子が幼少の頃は貧乏でした。
母親がせっせと働いていても、松吾郎は三味線の仕事を受けたり受けなかったり、按摩の仕事も断るような父親でした。
だから、梅子の口癖は「貧乏人は嫌いだよ!」なんだなって納得できます。
ではなぜ、若菜ではなく雪に執着しているのか?
雪の方が才能が豊かだからという簡単に理由なんです。
一見、梅子は結構無茶苦茶な事をしているように見えますが、会社の経営者だけあって中長期的スパンで物事を見ているように思えますね。
例えば、雪の東京での住まいは定食屋の2階の下宿屋ですが、これは贅沢させるよりも苦労を知る事のは方が三味線の音色に深みが出ると考えているからでしょう。
それは父・松吾郎が、門付け時代に苦労を重ねて築き上げてきた「松吾郎の音」を知っているからこそ、可愛い子(雪)でも旅はさせろという考え方なんでは無いかと思います。
つまり梅子が望んでいるのは、雪が父・松吾郎の音を鳴らしてほしいという事。
エゴですよね~
しかし、それだと雪は三味線を弾くだけの機械・道具みたいですよね。
その事が顕著に出たのが松吾郎杯での梅子の行動なんです・・・
雪がお願いして大会を開いたわけでもなく、始めは無理やり出場しているようなことだったのに。。
梅ママめっちゃ怖い。。
それに、雪が自分で選んだ修行場所である民謡居酒屋では、他の奏者の音や教えを取り入れさせないようにしています。
結局、店で雪の伴奏で唄った時、顔を覆いながら「だから、わやになるっていったべ」と漏らして、帰っていきます。
(わや=ヒドイやめちゃくちゃになるという意味)
梅子の狙いは雪を純粋に松吾郎の音に昇華させるのが目的だったのではないかと思います。
しかし、その目的は徐々に変わってきているのではないかとも思えるのが、梅子が若菜を拉致した時からでした。
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梅子の愛情は行き過ぎた愛情なのか?
過剰な行動をする梅子は、雪に対しても過剰と思えるような行動を取ってきたのは前出の通りですが。
果たして、その愛情は行き過ぎたものなのかという事です。
物語開始時の雪の演奏にはよく”ムラ”があると言われてきましたが、徐々に安定したパフォーマンスを披露できるようになりました。
それは、梅子が否定した民謡居酒屋での修行の成果だと自分は思っています。
そして人との出会いによって感情のレパートリーが増えていき、その感情を演奏に乗せられるようになったことが雪の演奏に深みが出てきたと勝手に思っています。
そこで、梅子がしたかったのは何だっただろうという事です。
本当に、ただ松吾郎の音が欲しかったと思ったのであれば、人の多い東京には行かせずに青森に閉じ込めていた方がよかったのではないかと思います。
そして、孤高の三味線奏者とか言って売り出すこともできたと思います。
しかし、東京の高校に行かせたり、たぬきち食堂でご飯を食べさせるように桜ちゃんにお金を渡したりしているのは、どう考えても親心なんですよね。
おそらく、「人間的成長もしてほしい」けど「三味線奏者として自分の思い通りにしたい」と考えていたのではないでしょうか。
結局、梅子は雪ではなく若菜をプロデュースしてメジャーデビューさせています。
若菜を当て馬っぽくしていますが、内向的な若菜にとって必要な成長だとも取れます。(デビュー後に全国大会で優勝している)
若菜は成人してある程度精神的に安定したいた事から、若菜のいう事にも従えた・・・。(めっちゃ拒否ってたけど笑)
けど雪は自由人過ぎて、予想を超えた動きをしてしまった感じでしょう。
親の予想を超えて成長していると言っても過言では無い雪を、制御しようとしたことが間違いだったのかもしれませんね。
自由にやらせているように見えて、案外自分の手元に置いてしまうのはどこの親も案外一緒です。
そして、自分の理想通りに成長してほしいと願うのも。
梅子は監視してはいるけれど、自由にさせているます。
行動が派手な分悪目立ちしますが、それを除けば案外普通の親子関係と言えますね。
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最後に
裏のありそうな怪しい笑顔や、悪だくみのような行動もあって誤解されますが、案外普通の所もあります。
ヤンコビッチ監督は雪の自作曲「荒天の調べ」について質問してきたときに、どこからともなく現れてヤンコビッチ監督に英語で説明している所なんて、普通に親としての行動でしたから。
まあ、地味に「ましろのおと」の笑かし担当は破天荒っぷりが目立つ
梅子だと思ってますwww
アニメでも、ぜひぜひ派手に動き回ってほしいですね!
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。したっけね!
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