こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、ヤマシタトモコ先生の「違国日記」7巻を読んだ感想っを書いて行きます。
朝と槙生の関係性がどんどん良くなっていきますね。その変化がとても好き。
「違国日記」~作品詳細
作者:ヤマシタトモコ
出版社:祥伝社
ジャンル:社会
発行巻数:既刊7巻(2021年4月現在)
あらすじ
「『おれの酒が飲めないのか』みたいなの、大嫌いで」
偶然にも食事に行くことになった笠町と弁護士・塔野。そこで話題に上がったのは、「男社会の洗礼」。
男なら、男らしく、男としてーー。
塔野は、空気が読めない性質ゆえに、それらと距離をとれたが、笠町は、かつて追い込まれ苦しんだ過去があった。
今、その土俵から降りた彼は敷かれたレール以外が見えてきて、やっと人間になれたと語った。
「他人に求められる自分」と「なりたい自分」、その狭間に置かれるのが若い頃。
「なっていい自分」はいくらでもある。
変化していく朝が尊い7巻。
男社会の洗礼
弁護士の塔野さんと笠町さんが偶然一緒に昼食を取る話がありました。
その中で出たのが、”男社会の洗礼”。
「より危ない事をしたやつが勝ち」
「より女の子をモノ扱いできる奴が勝ち」
「より楽していい目を見たやつが勝ち」
なんて男性社会で優位性を保てる言動、いのまん的には「クソくらえ」です。
それが”男社会の洗礼”。
塔野さんは男社会からは省かれて、笠町さんは自分水から降りる選択をしています。
そうしてから、やっと人間らしい自分になれたと言っています。
作中で野球部の1年生が先輩からの理不尽な扱い耐えかねて部活を辞めると同級生に話します。
しかしその同級生は「逃げるなんて男らしくない」と言いました。
どうでしょう?
この野球部の1年生は理不尽に先輩から「腹パン」等をされていて耐えられなくなり部活を辞める選択をします。
体罰やいじめに関して厳しくなった昨今ですが、おそらく今でも体育会系の部活であれば、こうゆう事は未だに行われていると思います。
いのまんは中高で女性が多めの吹奏楽部でしたが、実は高校の時に半年間だけ野球部に入っていたことがあります。
文化系の部活から体育会系への部活に入ってみて一番驚いたのが、殴られる事と言葉遣いが乱暴な事でした。
この時にすぐに怒鳴ってくることには本当に驚きました。
意味が分からなかったので夏休み中に退部する事となり、秋の文化祭終了後に吹奏楽に戻っています。
その後、吹奏楽部ではコンクールで道大会を突破して東日本大会へ出場しています。
ちなみに吹奏楽は楽じゃないです。経験した事ある方はわかると思います。
しかし、僕はthe・男社会である高校野球という舞台からは逃げても、自分には文化部の割には体力も練習時間も厳しい吹奏楽部と言う舞台で輝くことができました。
この時に理想の自分に近づけたのかはわかりませんが、少なくとも自分を偽ることなく生活できたことには間違いありませんでした。
自分的に男性社会の中に入ってみた物の見事に跳ね返されたわけで、その後も社会人になってもその壁を超えることはできていないと思っています。
「一回始めた事は諦めずに貫き通せ!」
なんて、”一般的には”や”普通は”と呼ばれている事から降りた事によって、人間らしくなれたと感じるなんてヒドイ皮肉だと思います笑
子供の成長は一瞬
「すくすくと育っていくな」
「壊れ物のような時期から育ててきた姉さんは偉い」
槙生から、自分の姉を褒める言葉が聞けると思いませんでした。
朝が、考える「なりたい自分」という悩みの一つ一つに真摯に応えている槙生には今までにない愛情のようなものを感じ取れました。
読者である自分は、ただただ温かい目で朝を見ているだけとなってしまいました。
さいごに
男の方が良いとか女の方が良いとか性別によって言われますが自分的には「隣の芝生は青く見える」だけだと思っています。
男性としての苦労もあれば、女性としての苦労もあると思います。
しかし、7巻で出てきた「医大で女子だけ点を引かれて不正に不合格にさせられていた」というような明らかな女性軽視には怒りを感じます。
この件に関してはツイートしていた、東郷君と言う朝の同級生のような行動を現実社会でももっと声を上げていくようにしていかなくちゃならないです。
”男社会の洗礼””女性軽視”、断ち切りたい悪しき風習です。
ヤマシタ先生にはがっちりと嚙みつくことに期待しています。
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました。したっけね!
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