こんにちわ、、歴史と漫画好き。
いのまんです。
2020年私的おすすめ漫画ランキングでも2位に選ばさせていただいている「青にふれる。」ですが、作者の鈴木望先生がTV番組のインタビューを受けたそうでネットニュースになっていました。
あと、整形をしたことを公表しているタレントの有村藍里さんとのインタビューも併せて感想を書いていきたいと思います。
今回の記事に関して私自身は誹謗中傷の類の言葉は一切しておりません。
ただ、私の知識不足によって上記に当たるような言葉使いがあれば祖連絡ください。
即座に謝罪・訂正させていただきます。
「青に、ふれる。」~作品詳細
作者:鈴木望
出版社:双葉社
ジャンル:青春・社会
発行巻数:既刊3巻(2021年2月現在)
顔に青いアザがある主人公と作者・鈴木望先生
主人公・瑠璃子の左側に描かれている青いアザは”太田母斑”という先天性のアザです。
インタビューでもありますように作者である鈴木先生も同じように左目付近に青いアザがあります。
鈴木先生は今までの自分の経験を踏まえて、「青にふれる。」という作品を世に送り出してくれています。
記事の内容を一部抜粋します。
”太田母斑”とは眼の周りの他にも頬や額など、通常は顔の片側に現れます。
いわゆる「シミ」より色が青みがかっていて、皮膚のやや深い所にあるのが特徴で原因はわかっていないようです。
1000人に1,2人の割合で発症しているそうなので、案外身近な人にも表れている症状だと考えられます。
さて、作中における瑠璃子は鈴木先生の分身のような人物でしょう。
おそらく今まで受けてきた偏見や誹謗中傷を描いています。
衝撃的というか、出てきそうで出てこなかった赤の他人からの中傷が3巻で出てきます。
主人公・瑠璃子が、アルバイトで接客をしているときにサラリーマン風の男性二人に、”アザ”について「そういうの治療でなんとかなるんでしょ?なんでしないの?」とか「メイクで隠せば?」と言われます。
さらに「自分の子供だったら、絶対に治療させるね!」と親を否定するようなことまで言われます。
瑠璃子には自身の考えがあってあえてアザを消さずにいますし、作中には瑠璃子と同じ症状がある友達が2人登場しますが、自分の考えでメイクで隠すかレーザー治療をするかを選択しています。
また治療によるメリットもあれば、もちろんデメリットもある事が書かれています。
このインタビューの感想
このインタビューを受けて作者の鈴木望先生が、世間に一番望んでいる事は病気・障害についての”理解”という点です。
知らないから、見た目が人と違うから、何を言っていいというわけではないですよね。
その一言を言う前に、気にしてみよう。今自分が言う言葉が相手を傷つけるかもしれないって考えてから発言しなくてはいけないですよね。
ただし、どうでしょうか?
もし自分の前に症状を持った方が現れたとして、自分はどんな様子になるでしょうか?
僕は多分、アザを見てしまうと思います。
そしてなるべく触れずに会話をします。
なので自分が関わりあう事になった時にどんな対応をするのかはいつでもシミュレーションする必要があると思っています。
自分の事にはなりますが、いのまんは小中でひどいアトピー性皮膚炎を患っていたのっで、制服のように通気性の悪い服を着ると病状が悪化するため、一時期学校指定ジャージで通学していました。
幸い部活動で朝練・午後練があり、大勢の生徒の中で通学帰宅する事も無かったので知られることもあまり無かったのですが、事情を知らない人からみたら特別扱いを受けているとやっかむ人もいました。
急に後ろから蹴られたりね笑
大人も子供も自分の理解できない事に嫌悪感を抱く人が多いんですよね。
だから、知る機会を設けましょう。
世の中には自分が知らない病気や症状がたくさんあります。
知らないから敬遠するのではなく、知る努力をして知らないことを受け入れる下地を作る必要があると思います。
容姿のコンプレックスと向き合ってきた二人のインタビュー
作者の鈴木望先生とタレントの有村藍里さんのインタビュー記事です。
タレントの有村藍里さんは、以前ご自身が整形手術をした事を公表したことによって一時話題になりました。
鈴木望先生は前出の記事であるように、有村藍里さんもご自身の外見にコンプレックスを抱えてきたとの事。
このご時世ですのでネット上で外見に関する誹謗中傷を受けてきたとの事です。
有村藍里さんは綺麗な方だと思います。
ただ比較対象が有村架純さんという妹がいるために、そのような誹謗中傷を受けるのだと考えます。
記事内において
「心のどこかで自分の見た目をネガティブに思っている気持ちがあるからこそ、他人の言葉をネガティブに受け取ってしまう」
自分が気にしている点を他人に聞いても「誰も見てないから大丈夫」って言われることありますが、求めているのはちょっと違うんですよね。
どんな容姿をしていても気にする人は気にするし、しない人はしないと思っています。
「だから、あなたも気にするな!」
という言葉ってポジティブ思考の方が出す本によく書いてあるんですが、正直全然刺さらないんです。
気にしてしまうから悩んでいて、気にしないようにしても気になってしまうからどうにかしたいんです。
正直言うと、この点に関して僕は千差万別で100人いれば100人の答えがあると思います。
だから、自己形成本読むくらいなら自分を好きになる努力をした方がいいと思うのがいのまんの持論です。
僕はアトピー性皮膚炎によって体毛がめっちゃ薄くて眉毛もほとんど無いので前髪で隠してます。
20代の頃は眉ペンシルを鞄に潜ませて対応していました。
ただ、僕は男で外見をさらすような仕事では無いので外見のコンプレックスは徐々に薄れていきました。
有村藍里さんは自分がコンプレックスに感じていた点を、物理的に変化させる整形を選んだのだと思います。
鈴木望先生も一時はレーザー治療をしていたみたいですが、デメリットの部分も考慮して治療を辞めたようです。
物理的にやってみるのは大事かもしれません。
ただ、治療するにしても隠すにしても最後には自分自身の心との折り合いをつけることが最善であり。
周囲の同調が重要なのかもしれません。
そして鈴木先生の言葉にあるように、「私だけではない」という思いって単純だけど想像以上に効果がありますので勇気を出して同じ悩みを抱えている人たちのコミュニティに参加してみるのもいいかもしれませんね。
最後に
鈴木先生は「デリケートな題材を取り扱っているので、気を付けても気を付けきれない、と思って描いています。」
10年ほど前にやっと自閉症の漫画が脚光を浴びて、つい最近になってLGBTQの事が話題に上がるようになりましたが、全然まだまだ足りないと思います。
個性を大事にってよく言われますが、その個性の捉え方が間違っているとも思っています。
社会全体でもっと理解しあえるなってほしいと願うばかりですね。
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