こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回はいのまんがおススメする一巻完結している漫画を紹介していきたいと思います。
ジャンルは特に選定しないで書いています。
全一巻の漫画って実は自分好みの一作って見つかりにくいですが、面白いと思ってもらえる作品があればと思います。
「ヘウレーカ」岩城均
紀元前のお話。
アルキメデスの発明した奇想天外な兵器が、ローマに攻め入った敵を破壊的に駆逐していくが、知恵とアルキメデスの兵器を使い撃退していく主人公ダミッポスの活躍が見どころ。
「寄生獣」で有名な岩明均先生の作品でハンニバルとかアルキメデスとかが活躍した時代が舞台です。
歴史が好きな方もそうでない方でも楽しめる一作。
「ショート・ピース」
サッカー漫画「アオアシ」の作者である小林有吾先生の一作。
映画界の登竜門と呼ばれる映画祭で最高省を受賞した鎌倉文化高校・映像研究部。
その中心が監督・脚本をつとめる「映画バカ」恩田キヨハル。
その情熱が、「傷」を抱えた人たちの心を揺さぶっては魅了していき、でっかい可能性を信じていく青春ジュブナイルストーリー。
「アオアシ」の作者が描いた天才は、今一番勢いがあって誰が読んでも熱くなること間違いなしです!
「邪眼は月輪に飛ぶ」藤田和日郎
「うしおととら」「からくりサーカス」といった長編漫画を描いている藤田和日郎先生の一作。
目を見た物を全て殺してしまう謎のフクロウ「ミネルヴァ」が座礁した米空母に乗って日本に上陸した。
「ミネルヴァ」の命を受けて米軍特殊部隊が派遣されるが「ミネルヴァ」を視認することができずに苦戦を強いられる。
そこにかつて「ミネルヴァ」を仕留めたマタギの男に師らは親が立てられる事になるが・・・
かなり絵が特徴的なため、好き嫌いが分かれてしますがハマった時の面白さは一本の映画を見た時の満足に匹敵するほどの完成度。
「仮面ライダーをつくった男たち」村枝賢一
「ヒーローはね……風のように現れて……嵐のように戦って……
そして……必ず朝日と共に帰ってくるんだ」
2021年仮面ライダー創製50年。
泣き虫プロデューサー・平山亨が渾身の想いで立ち上げた、50年続く永遠のヒーローのノンフィクション物語。
製作にかかわった人たち全員が全力だった仮面ライダーの熱量がこの一作に詰まっています!
「じんべえ」あだち充
「血のつながらない父娘」という『みゆき』の設定を、青年誌に合わせた本作品。
主人公の高梨陣平(30代終盤)は、死別した妻の連れ子である高校生の美久と2人暮らし。
血の繋がらない親子の共感や擦れ違いを通して、徐々に縮まる距離感を見事な展開で描いています。
血のつながらない~~は「みゆき」でも書いていますが二番煎じに感じさせないストーリーはさすがあだち充大先生です。
爽やかな読後感に明日の活力が得られます!
「スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜」
羽海野チカの短編集。
「野球を続ける夢」を追えなくなった少年と「バレエを続ける夢」を追い続けることに迷いだした少女による青春ストーリーや、世界に数頭しかいない幻の「ミドリ色のイヌ」を探す少年探偵の話など6タイトルの短編集。
今と変わらずに繊細な心理描写と羽海野節の利いたユーモアでコミカルに描かれたキャラクター達が描かれる人間ドラマが素晴らしいです。
初期の頃の作品だけど、他の作品も読みたくなる良作です。
「僕から君へ」羅川真理茂
「赤ちゃんと僕」「ましろのおと」の作者・羅川真理茂先生作品。
24歳の年の時、幼馴染の夏己が亡くなったと電話があった。
ひろむが彼の部屋を訪ねると、電話をくれた自分たちよりも年上の女性が、夏己が書いた手紙を渡されます。
彼との思い出を回想する物語。
小学生の時に知り合った二人は真面目な優等生のひろむと、家庭にめぐまれずに育った不良の夏己。
小さなでもケンカしてしまうのは、わからないからお互いを理解しようとしょうとうしてしまう。
相手がいなくなった時に本当に大事だったと気が付いてしまうヒューマンストーリーです。
「11人いる!!」竹宮恵子
宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で10人一組が53日間生きのびることだった。
しかし、宇宙船には11人乗っている事が判明してさまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生達が自分たちではないと主張しあう中で度重なるトラブルが襲う。
疑心暗鬼の中で信頼と反発が生まれる中で11人は果たして合格できるのか?
少女漫画の神、SF漫画の巨匠・萩尾望都の代表作は現代でも色あせることはありません。
「彼方のアストラ」にはまった方には抜群におすすめです。
「ジャンヌ」安彦良和
物語の始まりはジャンヌの死後から9年後の1440年、主人公はエミール・ド・ボードリクールは出自のいざこざからボードリクール卿に引き取られ男子と偽り育てられた。
義理の父に代わり、ジャンヌと同様に男装に身を包み、国王の下に向かう過程でエミールは故ジャンヌ・ダルクの意志に引っ張られているような感覚に陥っていく・・・
「ガンダムシリーズ」の作画監督・安彦良和先生の作品です。
ジャンヌダルクの死後の話で、継続され続けているフランス革命の話が描かれています。
安彦先生の作画は人物に躍動感があり、作品の世界観に引き立てていく天才だと思いますね。
愛蔵版で一巻に納めている作品なのですが、是非お勧めします!
さいごに
全一巻の漫画ではストーリーに深みを持たせるのは難しいと思うんですけど、紹介した作品は掲げた風呂敷をすべて包み込む面白い作品ばかりです。
外れ無しです!
いのまん感覚ですが、女性作家さんの方が短編は上手に描かれる方が多いと思います。
萩尾望都先生や竹宮恵子先生は今見ても衝撃を受ける作品ばかりなんで今度まとめて紹介します!
最後まで読んでいただきありがとうございました。したっけ!
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