こんにちわ、歴史と漫画好き。
いのまんです。
今回は、山田香苗先生作の「東京城址女子高生」を読んだ感想を書いていきたいと思います。
彼氏がほしい今時JKの広瀬あゆりちゃんと好きな人は太田道灌と激渋な歴女JKの持田美音が、東京にある城跡を巡るほのぼのストーリーです。
城址とはお城があった跡、大多数は今時JKのあゆり派で「何もない、何が面白いの」って感じられるこの漫画も、
「あの東京の有名な場所が元お城!」
「この地名って元があったんだ!」
っていう発見が目白押しです。
これを読めばあなたもお城マニアです!(笑)
「東京城址女子高生」~作品詳細
作者:山田香苗
ジャンル:歴史探訪・日常
発行巻数:既刊3巻(2021年2月現在)
あらすじ
高校二年生の広瀬あゆりは彼氏が浮気をしていると勘違いをしてケンカになります。
怒りのままにペットボトルをゴミ箱に投げ入れるが大きく外して、近くを歩いていた持田美音(みおん)の後頭部にクリーンヒット!
平謝りで負い目を感じるあゆりは、美音の言うがままに城址歩きに付き合わされることになってしまいます。
城址と人生に歴史あり!
では、一巻であゆりと美音が散策したお城は世田谷城、石浜城、深大寺城、江戸城、稲付城、成宗城。
いやあ、勉強不足も相まって江戸城くらいしか聞いたことが無いです!
よし、ここは勉強も兼ねて読んでみましょう。レッツ登城!
って思ったら、現存しているお城は無し!
現在は皇居として利用されている江戸城が一部現存しているだけで、後は石碑や遺構・案内板として残っているだけ。
意識しないで日常を過ごしているとそこにお城があったなんて知りようもない景色なんですよね。
けど、どうでしょう。
少し意識すれば江戸城の周りには江戸城にまつわる地域名で溢れているんです!
ロマンがヤバい!
って言いましたが、自分は2回くらいしか東京に行ったことが無いのでマジで妄想なんですよね。
立地と地名が一致しないのがめちゃくちゃ悔しい!
ただ、これはいのまんが興味あるから言えるテンション高く言えるだけなんですよね。
多くの人たちはあゆりちゃんと同じく、興味が無いのに付き合わされてしまいますよね。
けどあゆりちゃんは自分の性格が災いしてクラスの女子に彼氏をとられてしまったり、気合十分で臨んだ合コンでは自分だけあぶれてしまったりとろくなことが起きない残念なJKライフ。
そんな自分とお城の歴史に共感してしまって、どんどんお城に興味を持っていく事になります。
お城大好き美音ちゃんにお城散策に誘われて、始めは嫌だ嫌だというけれど最終的には興味を抱いてしまうのは鉄板の流れ。
「水曜どうでしょう」の匂いがする笑
好きな人は道灌君
頭にペットボトルをぶつけられた美音ちゃんは恋する乙女のようです。
そのお相手は太田道灌君!
・・・誰?って思ったあなたにご説明。
太田道灌は室町時代の1400年前後に活躍された武将で、武人としても軍師としても冴えに冴えていた人物。
日本の関羽です!(いのまんが勝手に思っているだけ)
美音ちゃんのお祖母ちゃんの家の近くに太田道灌の銅像があって、お祖母ちゃんがしてくれた道灌のお話に興味を持って他の史跡巡りを始めるちょっと変わった女子高生です。
城址歩きという趣味が同級生に受け入れてもらえなくて自分の好きなものを信じぬく、非常に芯のある魅力的な女の子です。
そんな彼女が諦めていた、城址散策部をあゆりと作ろうとしますので2巻以降は新たなキャラクターも交えての城址散策がされていくのでしょう。
最後に
本州は調べるとこのように城址があったり、史跡があったりして歴史好きとしてはただ歩くだけでも楽しいですよね。
自分が高校の修学旅行で勝手に新選組史跡巡りツアーに変えて友人に顰蹙買ったのを思い出しました。
ちなみにいのまんが子供の頃に住んでいた地区には、金山があったので炭鉱近くに行って石を割ってみると砂金が手に入ったりしました。
たくさん集めれば大金持ちだ!なんて思ったりもしましたが、金が取れなくなったから閉山となったんだと石を割っていくうちに気が付く苦い思い出です笑
あと、戦時中までは石油タンクもあって札幌ではありますが空襲にもあったと記録されています。
土地に歴史ありです。
幾分、本編とは違う話も出てきましたが城址・史跡に関して興味が湧いてくるお話ばかりでした。
今の町並みの600~700年前にはお城が建っていたんですよ!
ロマンです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。したっけね!
[著]山田果苗
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